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読書感想文『先生の白い嘘』2|Tone.

※本記事には一部ネタバレ、また露骨な性描写が含まれます。
 苦手な方はお読みいただくのを控えていただくことを推奨します。
※本記事の内容は私個人の見解であり、個人差があることを前提としています。過度に一般化させることを意図したものではございません。


さてさて、随分と間が空いてしまったが、前回の続き(後編)である。
期間が開いてしまったこともあり、執筆には気も腰も重いが、
最後まで書くと決めた以上は書きあげる所存だ。

※1(前編)はこちら

「先生の白い嘘」

相互フォローのつむさんの
女性視点からの感想文はこちら。

本記事では、前回予告した通りに私個人の経験や体験、体感を通して
所謂「男の性」だったり「男の恋愛傾向や感情」
掘り下げていきたいと思う。
なお、冒頭にも注意書きしたが、あくまで個人差があることが前提である。


男は「誰とでも」SEXができるのか

EDなど、性行為の障害となる疾病や怪我などを患っていなければ、
物理的には可能だというところは置いておくとして
実際に心も含めて積極的にできるかどうかを見ていきたいと思う。
ここでは、恋愛感情の有無でパターン分けして、それぞれ書き出していく。

恋愛感情があるお相手

恐らく大半の女性は、「何言ってんの?できるに決まってんじゃん?」と
お思いではないだろうか?
実は本命だからこそできないとき敢えてしたくないときもあるのだ。

とりあえず、できることは不思議ではないと思うので、
できないとき敢えてしたくないときについて語っていこうかと思う。

  • できないとき:これはもうね、ひとえにマンネリ化している時ではないでしょうか。簡単に言うと心は好きだけど体や脳は飽きているときです。
    それでも愛していることを証明したかったり、相手を満足させてあげたかったり、心配させたくないからと色々工夫をすると思います。
    温泉旅行に行ったり、家じゃなくてホテルにちゃんと行ったり、時々違うプレイを試してみたり…。
    冒頭でも言った通り、個人差があるし人にもよると思いますが、
    いつかネタは尽きます!!
    もうそうなると、一気にレスですね。頑張ろうと工夫することがもう苦痛になったりします。タスク化しちゃうんですね、要は。
    愛情はあるんです。毎日ハグしてたいしキスもしたい。手を繋ぐだけでもいい。ちょっとしたスキンシップだけでとても幸せで心は満たされます。ただ性欲はまた別の話でもあります。
    この辺りは理解できる方もいれば理解できない方もいるのではないでしょうか。

  • 敢えてしたくないとき:これも個人差はあるのでしょうが、大切にしたいからこそしたくないっていう心理になるときがあります。
    僕は中学生の時はこれでした。高校生になっても半分くらいこれだったかもしれません。なぜか?それは好きな人を「穢したくない」っていう気持ちからだったと思います。
    結構勘違いされやすいのですが、恋愛感情がそのまま性欲に結び付く人もいれば、恋愛感情(特に思春期の純愛)を持っているからこそ性欲と直結しない人も存在します。
    なかなかあけっぴろげに語るのは憚られますが、自慰の時なんかが顕著でしたね…。好きな人ほど無理なんですよ。思春期だったころの自分はね。
    では、大人になった今はどうかというと、
    上記のような理由でしたくないっていうことはなくなりました。
    むしろ好きな人とは積極的にしたいです。
    がしかーし!
    先ほどできないのところでマンネリ対策として敢えて太字で書いたあの部分に敢えてしたくないが隠れています。そう、いつもとは違うプレイの話です。
    正直、男がセックスするためには興奮が必要です。(だと思いますよ?
    ゆえに、時に過激だったり特殊なプレイを要望したくなることもあると思うのですが、大事な彼女や妻にはしたくない。申し訳ないから。
    私が知っている限りの知人(痴人ではない)、友人、ネットの声では
    割と聞く話でした。これも個人差があると思いますが…。
    だから酷い話かもしれませんが、それで我慢できないときに風俗に行ってしまったりするのだと思うのですよね。
    先ほど申しました通り、心と愛が満たされていても性欲は溜まってしまいますし、それがストレスになることもあるのです…。悲しいことに…。
    だからといって、別に何か許可を取ろうとは思っていません。
    とりあえず、お伝えしたかっただけです。こんなこともあるのだと。

すみません、少し水を飲みます(ハァハァ
結構精神力を使いますね、この手の記事は。
保険の先生って本当大変だなと思いますよ。
皆さんも適宜休憩をとってくださいね😓

では、次に行きます。

恋愛感情のない(あるいは本命ではない)お相手

はい、これも色々言われそうですが、
性欲さえあれば割と余裕でできる男性の方が多いのではないでしょうか。
ですが、これもちゃんとパターン分けして丁寧に解説したいと思います。

  • できる:前述したように大体できてしまうのが男性だと思います。
    これは「恋愛感情があるお相手」で少し述べたように、
    愛と性欲が別に存在する感覚が強いからです。
    尚且つ、より性欲にウェイトを置くことができるからなのかなと思います。乱暴な言い方をすれば、興奮できればできちゃうわけです…。
    こういう言い方をすると「女性を物として扱っているのでは?」と
    言われそうですが、納得するのも反論するのも難しいというのが
    本当のところなのかなと…。
    「物」といわれると「いやぁ」という感じがするし、
    「じゃあ何なの?」って言われると「何」に当てはまる言葉に窮するというか…。
    仮に風俗でも疑似恋愛になるような人もいるようですし、男の性のメカニズムと照らし合わせると、相手をどう捉えるかって結構難しいんですよね。
    逆に女性はどうなんでしょうかね?ワンナイトの相手とかどのような存在として捉えているんでしょうか?

  • 好きな人としかできない:こういう方もいるといえばいるんじゃないでしょうか。好きな人とじゃないと意味ないし喜べないと。でも個人的には少数派な気がします。あとは宗教上の理由とか個人的信条とかですかね。

  • 女性としてみることができないからできない:とても残酷な言い方かもしれませんが、女性も「この人は良いひとだけど男性としてみれない」とか
    そのようなパターンがあるのではないでしょうか。
    どんなに相手に尊敬できるところや友情などを感じていても、そこに性的魅力を感じなければ、あるいは異性として捉えることができなければ、
    SEXしたいと思えないというのは男女ともに同じような気がします。

なんだか「ですます調」が入り混じる変な文になってしまった😓
本当に個人差ありきだとは思いますが、これまでの経験と見聞から
おおよそ上記のような傾向があるのでは?と思っています。

男の性欲、SEX、性行為って美しいのか??

これを「男」に限定して言及すべきかどうかがまず難しいところですが、
私は少なくとも男の性欲は美しいとは思いません。
積極的に汚いとも申しませんが、男のSEXはどんなにそこに愛があったとしてもどこかしら乱暴であり、ある意味では相手を汚す行為かもしれないとすら思います。
それは男性が女性の体に侵入する形態をとっている以上、
仕方がないことなのかもしれません。
で、あるがゆえに私はあまりSEX自体を過度に神聖視することを嫌っています。愛があることもあれば、欲の方が勝っていることも大いにある。
慰めがほしいこともある。好奇心が勝っていることもある。
ひっくるめて非常に人間臭い行為だなと思います。
だからこそ、性交渉時に同意が必要なのではないでしょうか?
勿論、女性が主導する場合も同様かとは思いますが。
あとは行為に興奮が必要なので、必然的に破壊衝動にも似たような獣性が
表出すことがあります。この辺り、私は「戦争と平和」にまで拡大して考えることができる特性なのではないかと思っている主要テーマでもあります。
性行為は結果として子どもという神聖な新しい生命を授かりますが、
その行為自体が果たして神聖かと言われればちょっと考えてしまいますね。
あとは、女性と男性でやはり感性が違う部分はあると思います。
女性が描く情事の方が、めくるめくロマンスやストーリーがそこに秘められており、とてもロマンチックでドラマチックに描かれている気がします。
この辺りの女性心理は逆に勉強したいところでもあります。
男性側の心理的作用としては、よく言われる支配欲てきなところや身体的な快楽の充足、その他、慰めや安らぎを求めてといったところもあるのではないでしょうか。
まぁ、ちまたにあふれているエロ動画やエロ漫画広告、AVなどを見てもらえれば、男の性欲がきれいなものだとはあまり思えないと考えていますが…。

男にとって苦痛なSEX

これも個人差はあると思いますが、
本書での新妻君のように、こちらがその気もないのに無理矢理性行為を
強要されるというのは男性にとっても苦痛だと思います。
(そういうシチュエーションが好きな人もいるにはいるでしょうが…)

あとは子作りのため"だけ"のセックス。
これは苦痛な人、多いのではないでしょうか。
自分がどこかロボットや機械になったような、非人間的な扱いをされているような心境になります。
もちろん、子どもは欲しいし、パートナーを満足させたいという愛はあるのです。
ですが、セックスがタスク化、義務化されてしまうと、それはもう苦痛以外のなにものでもありません。
これは男性側が「物扱いされている」と感じることがあるシチュエーションだと思います。
排卵日のチェックから行為の予定日を予約されて、雰囲気もなにも関係なしに行為を促される。
なかなか難しいところです。

もう一つがセックスレスに陥った後のセックス。
これは前述した所謂マンネリ解消のためのセックスも含まれます。
特に仕事疲れが酷い場合などは、早く寝たいという気持ちの方が勝ることが
多いように感じます。
不思議なのは仕事でストレスが溜まると、逆に浮気心は強まるようなきがするんですよね…。一種の逃避行動なのでしょうか。
それとも仕事を"狩り"と置き換えた場合、新たな刺激に飢えてしまうようなホルモンが分泌されたりしているのかな。自分でも謎です。
あと、これを言うと凄く怒られそうなのですが、
女性から言われる「男の人ってこういうのが良いんでしょ?」は個人的に
あまりよかった記憶はありません。
やはり、どのようなことをしてほしいか?あるいはしてほしくないか?は
お互いの会話だったり、経験だったりとコミュニケーションを重ねて
見つけていくのが良いと思います。どこかで見聞きした情報をうのみにしてしまうと男女ともあまり良い思いをしないような気がしますね。
でも、マンネリに陥っていると、その会話すら面倒…なんてこともザラにあります。
ぶっちゃけて言うと他の女の人と寝てみたいっていう欲って
否定しがたいよなって思っている派です。
全ての男性がそうだとは言いません。ライフステージの変化や年齢を重ねるにつれて、セックスに対する考え方や感じ方には変化が出てきますから。
うーん、難しいテーマですね。

男に恋愛感情、純愛の感情はあるか

これは「あります」と答えたいところです。
よほどの事情がない限り。
ただ、それが性欲と直結しているか、そうでないかは人それぞれかと。
ピュアな男の人って本当に純粋だと思いますよ。
僕もどちらかといえば、ロマンチストな部類には入ると思います。
いや、もちろんSEXはしたいですけどね。そんなガツガツはしてないです。
個人的な話をすれば口説いている最中が一番楽しいですねw
だって、その人の良いところを探して褒め讃えるって素晴らしくないですか?
しかも、誰にでも言えるようなことじゃダメで、「その人だからこそ」讃えたいことってあるはずなんです。
その人のその人だけが持っている美を好きになって、その気持ちを最高の形で伝えたい。
だから僕は恋愛そのものがとても好きです。愛することができるって幸せで喜びだと思っています。
あとは恋愛のゲーム的な要素や駆け引きも好きですよ。
だってロマンチックじゃないですか。
非日常的なドキドキやワクワクや不安やスリルがあって、
誘惑の中を彷徨うって、ちょっとした映画みたいですよね。
まぁそんなこと言っているから、
僕はアテ馬にされた経験が多いのでしょう笑

まとめ?的な締め

正直、疲れましたし恥ずかしいです、やっぱ。
どちらかといえば、僕のSEX観でも骨格の部分を紹介しつつ
ある程度の男の性や恋愛観について共有できたのかなぁ?
といったところでしょうか。
途中からもう「ですます」入り混じって読みづらい文章と
読みづらい構成になってしまったことをお詫びします。
そもそも、この記事自体の主旨も伝わりづらかった部分もあったかと
思いますが、男の性をテーマに一度赤裸々に語ってみることは
今後、何かしらの参考にはなるんじゃないかと思いました。
まぁ何度も言いますが、個人差ありきなので、この話を過度に一般化せず、
こういう男性も世の中に入るんだなぁくらいに思ってくれると嬉しいです。

ここまで、重いテーマ、ちょっと直視しづらい内容、
まとまりのない長文にお付き合いいただき、
誠にありがとうございました。

この記事を書いている最中も、
女性側の苦悩や苦労を知る機会が沢山あり、
「頭ではなんとなくわかっている」けれども
肌感覚として全然わかっていないことがあることも
知りました。

現在、フェミニズムやジェンダーに関しての議論が活発に行われていますが
だからこそ、議論だけを一人歩きさせることなく、まずそれぞれの性がどのようなものであるのかを見直すことも同時に必要だなと感じている今日この頃です。

私たちの恋愛や性が、今後、より幸せや喜びの多きものとなるよう
願ってやみません。
その希望を本記事に託して終えたいと思います。

改めて、お読みいただいた皆様、ありがとうございました。

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