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夜更けて、ちいさなお手紙。

あなたは やさしい。
そのやさしさが ときに 自分を縛り
辛く重く 怖れをもって
襲いかかる夜もあっただろう。



どれほど冷たい夜を渡ってきたことか。
どれほどの、凍り付いた思いを抱えていただろう。
だから
あなたは、平然と通り過ぎては行けなくて
道端の花の話を座り込んで聴いたんだ
時に 雨風に打たれ
時に ひとの手で刈り取られ
絡まったあらくさの中で
一輪咲いた花の嘆きを ずっと聴いてた。
自然の理とほうってはおけず。
あなたのやさしさは ガラスのように
もろくて尖るこころを溶かす
同じ悲しみを持つひとの叫びを
あなたは受け止めて また泣き出す。

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108字
昔 懐かしい思い出、無くしたくないもの。大人である自分が誓ったこと。愛しさを込めて書きます。 なお、ご購入後期待を裏切った作品だと思われたら、即座に返金いたしますのでお申し出ください。よろしくお願いいたします。

子どもの本を愉しむ。素直なこころを置く場所。仕事を通して出会った大切なひとたち。

もし 心に留まって下さったら、、、本を出すと言う夢に使わせていただきます。