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手紙を書きました。

拝啓
柿の実がたわわに実り 野山は秋色に染められ 
なにか 人待ち顔です。
お元気ですか?
そちらの景色は いかがですか?
街の並み木は 色づきましたか?

この前
旧い友だちと会いました。
「30年 経ったら会おうね、」と約束して 
それぞれ 夫の赴任地へついて行き 
大袈裟ですが 全国 ばらばらになりました。
関西にもどったとは言え 県が違うので 
なかなか平時は 会えません。

それにしても 人生いろいろありますね。
かなしみも よろこびも ないまぜになりながら
生き延びて 今 めぐりゆく季節をながめています。
自然は いいですね。こころを吸い取るような空。
町中 黄金色に町を染め上げる用意を感じます。


あなたを想います。
また 会えたらいいなとこころのなかで 祈ります。

こうして あなたを想うことしか
できませんが。

では また。

  ほんとは もういないあなたへ
   

                      

もし 心に留まって下さったら、、、本を出すと言う夢に使わせていただきます。