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ヨーロッパの夏の風物詩

もう九月も終わりに近づいて夏が終わろうとしている。

日本には四季がある。
夏の風物詩といえばかき氷、スイカ、風鈴にセミの鳴き声。

海外出身の私には実はあまりピンと来ていない。
慣れていないだけなのだけれど。

私の地元の夏から秋にかけての風物詩はやっぱりこれ。

ハチとハエがたかったパン屋のパン。

デニッシュは特段人気で、グレーズの甘い香りがハチとハエを誘う。
特にスズメバチは器用で、表面のグレーズを切り取って運んでいく。
ハエは何をしているのかよくわからなくて、ロールパンの上で手を擦っている。
でもひっきりなしにやってきてはいなくなるの繰り返し。
当然店員は何もしない。

少し話が逸れるが、この季節になって思い出すのがスペイン旅行。

朝のビュッフェはベランダで。
定番のオレンジジュース、リンゴジュース、グレープフルーツジュース、多種多様なパンとソーセージがテーブルに並んでいて、ジャムはBonne Mamanのミニサイズの瓶がテーブルの端に積まれている。

ここにも奴らはやってくる。
そしてやはり器用だ。
スズメバチはソーセージにたかっており、端から綺麗に一部を切り取って足でつかんでどこかへ運んでいく。テーブルに並んでいるソーセージはみな端がボコボコにちぎられている。

これが私にとっての夏の風物詩だ。

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