AJapaneseLivingInJapan

J.LinJieことリンジェです。日本滞在歴10年以上の日本人です。約20年海外で育ち…

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J.LinJieことリンジェです。日本滞在歴10年以上の日本人です。約20年海外で育ち様々な経験を経て、統合失調症等を患ったのちに本帰国しました。最近なぜか診断名がうつ病エピソードになりました。 海外での思い出話や日本に来て考えていることを発信していきます。

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私が障害者手帳を手に入れるまで

(過って記事を削除してしまったため再投稿します) 勉強に駆り立てられる某国の小学生私の出身国は小学校は4年間。 そのあとどのような進学のしかたをするのかといえば - 大卒コース - 高卒コース - 中卒コース(巷では小学校の延長と言われている) 主にこの三つのどれかに乗っかるのだ。 どの程度の成績でどのコースに乗れるかは法律で決まっていて、コース間の移動も可能ではあるが現実的ではない。 (詳細はまた別の投稿で話すかもしれません。) 大学進学を目指す子供達は一生懸命勉強する。

    • 王様戦隊キングオージャーVSドンブラザーズ -感じたままに書き散らす-

      昨日4/26(金)、Vシネクスト2本立て「キングオージャーVSドンブラザーズ」「キングオージャーVSキョウリュウジャー」が公開され、早速見てきたので感じたことを書いていく。 まずは「キングオージャーVSドンブラザーズ」編。 【ネタバレ注意】 メタ的な笑いが多く”戦隊的しきたり”をとっぱらった「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」と王と民と反逆をシリアスに描いた「王様戦隊キングオージャー」、全く異なる世界観で描かれた作品たちが一つの物語に集約されたら一体どんなことになってしまうのか。と

      • 刺さる映画を観てきたので思うところを書き散らす

        田中大貴監督の映画「PARALLEL」と同時上映作品「人造魔法少女カイニ」を鑑賞してきて色々と感じたことがあるので書き散らしたい。 感想とか、考察とか、そんな大層なものではない。だた感じたことを感じたままに書きたい。 映画は2024/4/25(木)までシモキタK2で延長上映されている。大阪ではシアターセブンにで2024/5/4(土)より上映されるとことなので、興味がある方は是非劇場に足を運んでほしい。 この世界は本音と建前でできている。 「日本社会は云々」とか、そういう

        • とてもいいライブに行ったのでその話をしたい

          今回は本当にいい音楽に出会ったのでそのご紹介を。音楽好きの方は是非読んでいってください。 2024/04/19(金)渋谷、Spotify O-nestでhideaki sasaoka presents live「one more」があった。行ったきっかけは推しのMaison B。 このライブに出演するとのことでチケットを取った。普段はあまり対バンに行かない。私は低所得で全部行くお金がシンプルにないのと、チケットが高い割にはお目当てのグループ/バンドを観られる時間が短いとい

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        私が障害者手帳を手に入れるまで

        マガジン

        • 日本に来て見えた世界
          26本
        • ヨーロッパにある私の地元
          28本
        • 統合失調症という精神障害と私の日常
          10本
        • 推し活と趣味と精神障害
          15本

        記事

          やべえ今日のライブめちゃめちゃ良かった。hideaki sasaokaくんめちゃくちゃいいライブするよ。みんなも行ってあげて。

          やべえ今日のライブめちゃめちゃ良かった。hideaki sasaokaくんめちゃくちゃいいライブするよ。みんなも行ってあげて。

          ボランティアで通訳させられたのがトラウマ

          私はトリリンガルであるが、小中学生の時、先生から「できるでしょ?」みたいなノリで現地学生と日本人学生との間の通訳を任されたことがある。 中学生で日本人学校に通っていた時のことはまだ鮮明に覚えていて、現地学生と日本人間でインタビューみたいなことをするとなり、その場で通訳させられたのはなかなかのトラウマだったかもしれない。 言葉がわからないことは問題ではなかった。むしろ何言ってるかは全然わかるのだが、混乱して日本語が全く出てこなくて何もできなかったことをよく覚えている。周囲の

          ボランティアで通訳させられたのがトラウマ

          お世辞にもおいしくないミネストローネと桜フレーバーティーと幼馴染との関係

          10年以上前のこと。私の出身国から幼馴染というか、日本語補習校の同級生が一時帰国した。当然久しぶりに会おうという話になり、新宿、渋谷、原宿あたりでウロウロすることになった。 昼食昼食は新宿の和食屋さん。彼女が頼んだのは海鮮丼。しかし商品名に漢字の固有名詞が入っていて、読み方がわからない。漢字に弱い私も読めないのだが、日本に住んだことがなく、現地の良い大学に通っている彼女に読めるはずがなかった。店員さんに「〇〇丼…?」と読み方を確認しながら注文をしていた。 申し訳ないなと思っ

          お世辞にもおいしくないミネストローネと桜フレーバーティーと幼馴染との関係

          自分がメニエール病になって

          先日の投稿で自殺率について少し触れた。 実は私は精神障害以外にもメニエール病という病を抱えている。過去には厚生労働省で難病指定されていたのだが、2015年から対象外になった。 私が発症したのはまだ難病指定されていた時代だった。 毎日がしんどかった不動産事務所勤務時代、週末のある土曜日の朝、目覚めた瞬間から視界がぐるぐる回っていたのである。首を動かすと、動かした方に視界の回転の向きが変わる。普通の目眩じゃない。立ち上がってみても回転が止まらなくて立っていられない。またすぐ

          自分がメニエール病になって

          日本に来たら”あの”北欧がイメージアップキャンペーンをやっていてちょっと驚いた

          私が本帰国してまもなく、一時期、日本では北欧がとても素敵な国として紹介されまくっていて、ちょっとびっくりした。福祉国家であり、マリメッコなどのおしゃれなイメージで売り込まれていた。 いつだったか、旧Twitterで日本在住の北欧系の方が「犯罪が多いことを話しても、あまり信じれもらえない」というような話を読んだような覚えがあるのだが、実は私が出身国にいた頃、北欧のイメージはめちゃくちゃ悪かった。ちなみに人が悪いというわけではなく、そういうステレオタイプがあったのだ。 そのステレ

          日本に来たら”あの”北欧がイメージアップキャンペーンをやっていてちょっと驚いた

          日本人と海外と差別の形

          ※SPOILER:この投稿は「日本の差別はどのくらいひどいですか?」への回答ではないし、地方の事情は知らないのでこれは私の経験則で出した「結論」である。  尚、「差別」と「外国人嫌い」は全く別の話だろうと思うので、いずれ投稿すると思う。 「日本に差別とかないだろ」論差別が日本のネットで話題になると時折この言説が囁かれることがあるが、あるに決まってるやん…と思うと同時に、その言葉の裏もなんとなく理解出来る私がいる。 私自身が外国で差別され(過去の投稿参照)、親戚のロシア人は戦

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          「差別反対」が中身のないお題目になったとき

          この投稿は下記の記事の続編である。 これはアベプラでナイキのCMについて扱った際に書いた感想である。 だいぶ過去のであるものをご了承いただきたい。 これは分断を煽ることになると思うので、本来はこんなことを書くつもりはなかったのだが、あまりにもショックで泣いたので書く。これは全て個人の感想である。 番組の流れとしては(イタリア在住時いじめにあっていた)宇佐美氏が被差別者の現実の厳しさを指摘し、他の出演者がCMのメッセージの問題点/抜けを指摘した。ここでのケイン・ジュリアン

          「差別反対」が中身のないお題目になったとき

          人種差別解消"啓発CM"の是非についてのいろんな気持ち

          先日のアカデミー賞でのロバート・ダウニー・Jrのキー・ホイ・クァンへの態度が話題になっているので、人種差別に関して色々と思い出したので書いていきたいと思う。 もう話題として全く旬ではないが、外国人として20年間暮らした私の視点から人種差別について書く。 地元では反人種差別"啓発CM"が放送されていた時期がある。当時放送されたオーディション番組からデビューしたR&Bグループが全員外国系で、そのCMにキャスティングされていた。 この手の広告は表現手法によって感じ方は全然違う

          人種差別解消"啓発CM"の是非についてのいろんな気持ち

          初めてV系バンドの単独ライブに行った話

          先日Dというバンドの活動休止前のラストライブがあり、その2Days公演に行ってきて、初めての単独ライブへの参加だったこともあり、なかなか鮮烈な体験だったので語りたいと思う。 ライプレポートというより日記感覚で読んでほしい。 初日私は今回が最初で最後ということでグッズを買ってメンバーとチェキが撮りたかった。お目当てはボーカルでリーダーのASAGIさん。どうしてもこれまでお世話になったお礼が直接言いたかったから。グッズの販売は16:30で終了とのことだった。ファイナル公演では限

          初めてV系バンドの単独ライブに行った話

          時代と歌 -かわいさと過激さと-

          昔SuGというバンドの「Pastel Horror Yum Yum Show」という曲がありまして、よく聴いていたのですが。歌詞が というものだったのですが、当時は面白い歌詞だなあと。「ストロベリー」「マカロン」というかわいいワードと「串刺し」という「過激」にも聞こえるワードを組み合わせているところがとても好きで、今もよく思い出します。先ほどもふと思い出して、頭の中でこの歌が流れ始めたのですが、 串刺しのストロベリー… 最近食べたなあと。 しばらく前に「台場いちご祭」

          時代と歌 -かわいさと過激さと-

          アイナ・ジ・エンドさんの「宝者」の手話について外国語話者として思うこと

          アイナ・ジ・エンドさんの「宝物」のミュージックビデオで手話のシーンが悪い意味で話題になっているらしい。私は手話はできないが、トリリンガルである。手話を一つの言語と捉えている私はこの話題について私の思うところを書き残したい。 問題となっているのはこのシーンである。 この手話を模した振り付けが「手話が消費されている」と批判を一部で集めているようだ。音を聞こえない人からすると、このシーンは音を伝えてくれるわけでもなく、ただのパフォーマンスであり、健聴者の自己満足であると捉える方

          アイナ・ジ・エンドさんの「宝者」の手話について外国語話者として思うこと

          護身用の武器を持つようになって「なぜ武装することが怖いと感じるか」を考えた

          私の出身国では(当然ながら)性犯罪が定期的に発生している。というわけで、10代半ばからは、父の勧めもあり、護身用のペッパースプレーをコートのポケットに入れていた。きっかけはカラースプレー(日本でいうコンビニの防犯カラーボール)みたいのも出たと記事になったことだったのだが、武器屋で店員さんに聞くと「置いていない。そもそも許可されてないんじゃないか?」とのことだったので一般的なペッパースプレーを携帯するようになった。 ペッパースプレーは催涙剤の一種であり、警察も使うことがある立

          護身用の武器を持つようになって「なぜ武装することが怖いと感じるか」を考えた