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宗教や信仰についての雑記 #17

◯独り言

最近独り言をつぶやくことが多くなったようです。知らぬ間に口が勝手に喋っている、そんな感じがします。
そのたびに「マズい、マズい」などと思うのですが、しばらくするとまたひとりでに出てきてしまいます。

ヨットで単独世界一周をした人の話を聞いたことがあります。その人は、長いこと海の上で独りでいたので独り言を言う癖がついてしまった、と語っていました。
人は孤独感や不安を抱えると、独り言を言うようになる傾向があるようです。

そういえば私も、小さい頃から口下手で友達が少なく、今でも腹を割って話せる友人は殆どいません。また、心配性で人一倍不安感が強いようでもあります。独り言が多いのはそのせいかもしれません。

でも独り言を自分との対話と捉えれば、その語りかける相手であるもう一人の自分の向う側に、遍在する「実在」がいるようにも思えます。

孤独感には自分自身を深く見つめることや協働することの大切さに気づくこと、不安感はには今目の前にあることに集中することや将来の備えをすることといった、それぞれに二つの焦点があると思います。
それらのいずれにも「実在」のはたらきがあるような気がします。

生きるうえでの感じる孤独感や不安感は、「実在」を感じさせるための方便のようなものなのかもしれません。

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