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医療ソーシャルワーカーの業務日記⑤〜患者さんの金銭管理

皆さんこんばんは♪
ソーシャルワーカー21です。

今日は『患者さんのお金の管理』についてです。

入院中のお金の管理は誰がやるのか?

入院すると入院費がかかります。

必要なものがあれば買わなければなりません。

自分のお金を管理するのは患者さん本人がやる。

これが普通の形です。

しかし入院して金銭管理ができない場合(状態によって)どうするか?

その場合は、家族が管理。

では自分で管理ができず、家族もいない患者さんはどうするか?

第三者のお金管理

自分で金銭管理ができず、家族がいない場合、第三者に金銭管理をお願いすることになります。

主に3つの方法があります。

①成年後見人
②契約による身元保証人サービス
③病院で管理

①成年後見人

重度の意識障害があって、判断できない状態の方が利用します。

家庭裁判所が入ります。

裁判所が入るため、すぐに利用できません。
とにかく時間がかかります。

自分で判断ができない方が利用できるため、軽度の意識障害だと利用できない可能性もあります。
→成年後見人については詳しく記事にしている方がいるため、割愛します。

②契約による身元保証人サービス


最近対応できる事業所が増えていますが、十分な数とは言えません。

信頼できる事業所じゃないと相談しにくいです。

そして利用料が高いです。

お金がないと利用できないこともあります。

自分で契約を結ぶことが条件になります。

③病院で管理


病院で通帳、キャッシュカードを管理する方法です。

私が以前勤務していた精神科病院も、患者さんのお金を管理していました。

トラブルがあるみたいで、金銭管理する病院が減っています。

入院中のお金の管理は基本的には患者さん本人


◎基本は患者さん本人

◎難しければ家族

◎家族がいない方で、重度の意識障害がある場合は成年後見人

◎意識障害がなければ、身元保証人サービスを契約


まとめ


最近結婚しない方が増えているようです。

未婚の方が増えると言うことは、親兄弟がいなくなった後、家族がいなくなるということです。

晩婚化、少子高齢化の影響はこういったところにもあります。

ソーシャルワーカーの中で、家族がいない方が増えたと話題に出ますが、更に増えます。

そうなると身元保証人サービスの事業所を使う機会が増えると思えます。

ソーシャルワーカー21の感覚でも、身元保証人サービスの事業所に相談する機会が増えました。

入院前から、患者さん自身がどうしたいか、誰に対応してほしいかを決めておく必要があるのかと思います。

今日は短くと思いましたが、結局長くなりました。

最後まで読んでいただきありがとうございました

またよろしくお願い致します🙇‍♂️

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