医療ソーシャルワーカーの業務日記⑥〜人生のエンディングの迎え方
皆さんこんばんは。
ソーシャルワーカー21です。
今日もソーシャルワーカーの業務日記です。
最近『エンディングノート』『人生最期の迎え方』といった言葉を耳にすることが多いと思います。
職業柄『エンディングノート』『人生最期の迎え方』を向き合うことが多いです。
自分の人生最期をどう迎えたいか。
最期は住み慣れた家で迎えたいと思う方が多いです。
私も「最期は自分の家で」と考えています。
しかし統計上『病院・施設』で亡くなる方が多くなっています。
なぜ『病院・施設』で亡くなる方が多いのか。
家で最期を迎えるのは、「家族に負担をかけてしまう」と考えてしまう方も多いです。
もしかしたら介護が必要な状態になるかもしれません。
介護保険という制度があって「ヘルパー」や「デイサービス」を利用して生活することになるかもしれません。
しかし介護は 24 時間です。
家族の負担は大きくなります。
自分の考えたエンディングと違った最期を迎えてしまう可能性もあります。
『延命治療』
入院したときに『延命治療をどうするか』
と医師に問われることがあります。
状態が急変してしまったときの治療を先に考える必要があります。
どこまで治療するのか、心臓マッサージを行うのか、人工呼吸器を使用するかということです。
ちょっと辛い話ですね。
心臓マッサージと人工呼吸器は患者さん自身の負担が大きいです。
入院の時、医師から説明を受けて、延命治療を希望しない方が多い印象です。
最近は前もって「延命治療を希望しない」と家族間で決めているケースが多いです。
私も両親から「延命治療はしないでほしい」と言われています。
両親から言われているため『延命治療はしない』方針にすると思いますが、いざその時になったら迷うと思います。
かなり辛い決断になります。
『延命治療は負担が大きい』、『親が希望している』とわかっていても難しい決断になります。
私の両親はまだ若く、そういった時を迎えるのは先だと信じています。
それでも先のことを話し合う必要があると思います。
今日は重い話になってしまいました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
またよろしくお願い致します。
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