マガジンのカバー画像

社会人一年目でうつ病になった話

9
専門学校卒業して社会人になったが、身も心もボロボロになってしまい、病院でうつ病と診断される。
運営しているクリエイター

記事一覧

社会人一年目で鬱病になった⑨

もう限界だった。
何をするにもまともに出来ない。
家族が精神科の受診を勧めた。
予めここで話しておく
差別的な話や偏見が入っていると思うから
気分を悪くした方は読み飛ばして欲しい。

それまで僕の中で精神科のイメージはあまり良くない。
ましてや、うつ病と診断されたら二度と社会復帰出来ないと思い込んでいたからだ。
だが、家族に説得されて行くことになった。
その時は大罪を犯した気持ちでうなだれながら病

もっとみる

社会人一年目で鬱病になった⑧

疲労と寝不足になるとどうなるか?
注意散漫になる。
すると、仕事のミスが増える。
ぼ〜っとする事が増え、それに比例して叱られる数も増えていく。
ミスをカバーする為に頑張ろうとするが、頭が回らない。
1度で済ませられる作業を何往復する。
時間内に終わらなくなり叱られる。
最悪の流れだ。
そして、この時からだ。
自分自身に対して諦めのような似た感覚、全ての事に自信を持てなくなった。
休みの日は無気力で

もっとみる

社会人一年目で鬱病になった⑦

眠れなくなったと前回話したが、一睡もしてない訳では無い。
いつも疲労で何もせずに寝てしまう。
問題なのは睡眠の質だ
読んでいる方の中には寝られているから良いのではと思われる方がいるだろう。
僕も何も無ければそう思う。
寝られるのだが、夢を必ず見る。
内容は全部仕事で、夢の中でも疲労の中で心無い言葉を言われても仕事をこなす。
そして、全部の仕事が終わったと同時に目が覚める。
また仕事が始まる。
気持

もっとみる
社会人一年目で鬱病になった⑥

社会人一年目で鬱病になった⑥

この先、一気に話が重くなります。
気持ちに余裕が無い方はお控え下さい。

少しづつ体の調子が悪くなってきていたが、自分の気持ちが弱いからだと無理やり体を仕事で動かして考えないようにしていた。
そんな中で、支給された靴に穴が空いて水が入ってくる。
足はふやけ、水虫だろうか痒く、臭いがキツかった。
もちろん、替えの靴を申請したが「君だけを特別扱いして何度も靴を支給できない」と言われた。
まるで囚人扱い

もっとみる
社会人一年目で鬱病になった⑤

社会人一年目で鬱病になった⑤

雇用期間が終わってからすぐに気がついたことがある。
それは、僕への周りの対応の変化だ。
分からないことを聞くとタイミングが悪かったのか、「うるせーな、自分で調べろ」
しょうがないから独断でやってミスをすると「何で聞かねーんだ?」
要するに自分の事で手一杯、そして責任は取りたくないって事みたいだ。
僕は器用な方では無かったから、何度も同じようなことを繰り返した。
挽回しようと手を止めずにご飯の時間も

もっとみる
社会人一年目で鬱病になった④

社会人一年目で鬱病になった④

社会人になりたての頃は、バリバリ働いてお金を稼ぐぞと意気込んでいたのを思い出す。
ただ、無知って怖いなと思う。
知識が無ければ雇用主のいい様にこき使われる。
雇用期間が終わり、本腰で仕事をする。
ついに社会人として認められたと言うのも束の間、激務に襲われる。
そんな中でも唯一のモチベーションはその分の給料だ。
だが雇用期間後の初給料は期待していなかった。
理由は、仕事終わった時間を何時に終わろうが

もっとみる
社会人一年目で鬱病になった③

社会人一年目で鬱病になった③

入社して1ヶ月が経った。
研修期間が終わって残業が解禁された
感の良い方々は、この先どういう話か分ってしまっただろう。
そう、サービス残業だ。
ただこの時僕は、「しっかり働かなければお金を貰う資格は無い」という考えしか無かった。
当たり前の事だが、逆に雇う側の立場に立って考えて欲しい。
特に今これを読んで残業代払われて無い、もしくは少ししかくれないと思った方に恐縮ながら伝えたい
あなたの雇い主は

もっとみる
社会人一年目で鬱病になった②

社会人一年目で鬱病になった②

とりあえず、車の点検と必要なメンテナンスについてお客さんに直接説明しに行く
するとお客さんはまず「この前、約束してた事なんだけどさ〜…(省略)」
話が長い上に愚痴が上乗せされてる
話を聞くだけなら僕は苦にならないが、この車の点検の時間は30以内に仕上げないといけない事になっている。
しかも、担当営業マン(以降、担当Aとする)は前日に車両保険の更新内容について話をする事になっていたようだ。
お客さん

もっとみる
社会人一年目で鬱病になった①

社会人一年目で鬱病になった①

整備専門学校を卒業して、3ヵ月後に僕は鬱病と診断された。
愚痴が入っているのはご了承いただきたい
これを読んで共感を得たり、元気が出てきたら嬉しい。
専門学校卒業して社会人一年目、自動車整備の仕事についた。
朝は誰よりも早く来て裏口で待機、上の人が来たら鍵を開けてもらって準備開始。
30分後に先輩達が来てタバコを吸いながら僕に激を飛ばす。
開店して早速厄介なお客さんが来た
どうやらクレームらしい

もっとみる