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じいじ 保育士を目指す! ソクラテス

この本は

 もちろん、プラトンの書ではなく、哲学書でもない。私がイメージしたモノが対話によって生み出すソクラテスが言ったと言われる産婆術という学問問題とそのやり方が浮かんだからだ。

大学院のゼミでのやり取りと論文の書き方を、彼女流の鋭い切り口と愛情で書いたモノ。これから院に入るモノへの道標という書だ。

 論文は、アーティストが書くモノではない(論理的な土台でその新たな知を世に問う為の行為としての)職人的な生成物だと言うその営みをどうしていくのか。そして、その営みをする為の学びの場である彼女のゼミではこうやってきたという事を門外の我々に伝える書だ。

 もちろん、私がこれから学ぶものは社会学ではない。どちらかと言えば、教育学の分野に属するものだが、人文社会科学の範疇に入るし、そもそも質的研究がその対象で、量的研究では溢れ落ちてしまう「何か」を扱いたいが為に学ぶからこそ、彼女の言うライブ性(産婆術)は学びの一つのアプローチとして重要だと思う点だ。

もう一つは、ゼミで行われるモデルケースとして、これから学ぶ者にとってはパイロット的に読物になっているし、参考になっている。

#本の中で書かれた研究計画書のフォーマットなどはとても参考になった。

さて、今日はこの辺で。

産婆術

プラトンの対話篇『テアイテトス』の序盤では、ソクラテスが自身の問答法のことを、有名な産婆だった母親パイナレテーの技術になぞらえるくだりがある[7]。そのため、ソクラテスの「問答法」(: διαλεκτική, dialektike, ディアレクティケー)は、「産婆術」(: μαιευτική, maieutikē, マイエウティケー)とも呼ばれる[8]

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