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じいじ 保育士を目指す! 帰り道

職場を出ると

 ちょっと前までは、職場のホール玄関を出ると日が暮れて暗くなっていたけれど、近頃では日はまだ沈まずにいる。

 天気が良くて夕日が綺麗に見えて雲の無い状況だと富士山が見えるかなと思いながらバスから電車に乗り換えると車窓から見える後方の景色を確認する。

 駅を過ぎ高架になると関東山地の向こう側に日が暮れて山陰のシルエットの中に富士山が見える。朝は雪景色に朝日が差し込んでくっきりと白さが際立った富士山が見える。

 朝は真っ暗な中家を出るが、電車に乗り込む時は日の出ちょっと前。だから天気が良くて西側が晴れていれば朝日に照らされた富士山が見える事になる。

 そして、日が伸びるにつれて帰宅時にも夕日に照らされた富士山が見える事になるが、その時期は当然視程が悪くなる(春霞)から富士山が目視できる確率はだんだん低くなる。

 だから、富士山が見えるのは冬の通勤時間の楽しみだけど、最近の寒さは身に染みる。朝、携帯カイロと熱々のお茶をポケットに入れて暖を取るのはやっぱりきつい(暑い夏の朝のじっとーとした蒸し暑さの中バスを待つのもきついけど。。。)。

 そもそも、始発バスを待ってバス停で並んでいる事が無駄と言えば無駄だが、この始発バスは始発で混雑する。終点の駅に着く頃にはすし詰め状態だ。そもそも、始発なのに遅いというのが混む原因だ。

 座る為には並ぶ。当然、無駄な待ち時間が増える。馬鹿らしい、でも座りたいというジレンマで結局、待ち続けるという事に落ち着く。

 他に通勤経路があっても通勤費はこの方法しか出ない。始発の早いバスを使う経路は通勤費が高いので結局、今の方法しかない。

 このバスの終点(つまり乗り継ぐ鉄道駅)まで自転車となればその自転車置き場がないわけで、多分自転車で40分程度は行き帰りを思うと無理だなど色々と考えを巡らせど結果的に今の無駄時間を甘んじるしか無い事に落ち着く。

 だから、この通勤時間は英語リスニングの時間と決めて実行しているが未だ英検2級の域を越えない(苦笑)。

そして、行き帰りの富士山が会社員にとっての通勤時間のご褒美という訳だ。

 朝日に照らせる雪化粧の富士山。夕日を背負って富士山のシルエット。この一瞬(実際、見えるタイミングは数秒だ。)が癒される時間なのだ。

雲はないし、春でもないけど朝日に照らせる雪化粧の富士山を見て

春はるは、あけぼの。やうやうしろくなりゆく山やまぎは、すこし明あかりて、紫むらさきだちたる雲くもの、細ほそくたなびきたる。

BUNGO-bun GO!.

 現代人の私には紫では無いけど遠方の景色は青色側に見える理屈

遠くに見える山が青いのも、空の青さと同じです。山との間にある空気が青系の光を散乱させてあなたに届けるからです。

愛媛県総合科学博物館

 散乱(レーリー散乱)によるものだから、朝日のオレンジ、雪の白さ、そして空の闇が溶け込んだ色が、私には文学表現ができないので清少納言先生の文章が浮かんだ次第。

 インクの色だと紫式部辺りだと丁度いいのだろうか(ちょっと紫が強いがライバル?の作家先生の名前でいいのかも。。。)。

話しは飛ぶが、私は竹林と秋桜のインクは使っている。

さて、今日はこの辺で。

レーリー散乱

レイリー散乱(レイリーさんらん、: Rayleigh scattering)とは、波長よりも小さいサイズの粒子による光の散乱である。透明液体固体中でも起きるが、典型的な現象は気体中の散乱であり、日中の空が青く見えるのは、レイリー散乱の周波数特性によるものである。レイリー散乱という名は、この現象の説明を試みたレイリー卿にちなんで名付けられた[1][2][3][4][5]

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