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乱読日記〜ユニコーンになりたい馬、オンナを磨きたい女子〜


1月の読書日記、後半戦行きまーす。
年の初めとあってか、成長願望? 変身願望? 女子力とは? みたいなラインナップでお送りします。

(6)蛇の棲む水たまり(梨木香歩、鹿児島睦)図書館
梨木先生か〜家守綺譚面白かったよな〜、と懐かしくなって貸出。ユニコーンになりたかった馬が『もう一人の自分』と出会う水たまりに行くお話。鹿児島先生の陶芸に描かれた生き物が可愛いです。

(7)ずぼらちゃんの恋を呼ぶからだバイブル(松村圭子)蔵書再読

たぶん十年くらい前に購入した本。
女性の生理周期に合わせたボディ&メンタルケアについてまとめられています。著者が女医さんなのでPMS(月経前症候群)なんてワードもさらっと登場していて、今読んでも参考になりそうな一作。

ただこれ、恋愛適齢期のオトナ女子向けと受け取られてそうなのがちょっと残念。婚活の為と称してネイルサロン通いに熱心な女子みたいな残念さ。「お前それ男受けの為じゃなくて自分の為やろ〜!」みたいな。(ド偏見)

いや、悪いことじゃないよ。
「ちょっと女子〜、他人に貢ぐくらいなら自分の未来に賭けなさいよ〜」と常々思っているタイプとしては自分の為の自分磨き、超推します。ただそれをわざわざ他人のせいにしないでいいやんってコト。自分が自分を愛するのに、他人を介入させなきゃいけない道理なんてないんだからさ。

恋するように自分を磨きたいーーそういう女子を、私は推したい。

(8)マドモアゼル・シック すてきな女の子になるレッスン(ジェニファー・L・スコット著、たんじあきこ絵、神崎朗子訳)
『フランス人は10着しか服をもたない』の作者による、女の子の為の絵本。正しく“自分の為の美意識”は他人から見ても魅力的に見えるパターンですね。たんじ先生のイラストも可愛いのです。

ところでマドモアゼルって英語のミス(未婚女性)と同義語で二十歳くらいから使うイメージだったのだけど、「親の保護化にある自立前の女性」の意味が強いのね。調べたら最近はせいぜい高校生までにしか使わないみたい。

(9)正直、服はめんどくさいけれどおしゃれに見せたい(のどか)
せっかくなので女子力(広義)で続けましょう。八年程前に買った前開きシャツワンピが理想過ぎて未だに捨てられない身としては、「分かる〜」と「なるほど〜」がいっぱいのおしゃれ指南書。

(10)ウマ娘プリティーダービー うまむすめし①(浅草九十九)
レシピ本かな? と思ったら全然違ったけど、美味しいものでにこにこしてるウマ娘ちゃん達がとても可愛いのでOKです。『おいしいものはお腹の中から力になる』、良い言葉ですね。いっぱい食べる君が好き。究極の所、女子力とは人生をとことん味わう技能と心得たり。

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