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【東洋医学#16】冬の養生②─11・12・1月


先日、オーストラリアから帰国し早速寒暖差で体調を崩していました。


皆さまはいかがお過ごしでしょうか?


私は改めて健康って大切だなと感じています。


さて今回は、冬の養生〜食事編〜についてまとめていきます。


\前回記事/

【東洋医学#15】冬の養生①─11・12・1月



冬のおすすめ食養生


冬の寒さを乗り切るためには食事が重要になってきます。では具体的にどういったものが冬に適しているのでしょうか。


①タンパク質の源:お肉


エネルギーが必要になってくる冬の時期、タンパク質をしっかり補いたいものです。そこでこの季節にはお肉を食べることが養生になるようです。


一般的に食卓に並ぶ牛、豚、鶏もよいですが滋養のためには羊肉、鴨肉、ダチョウの肉、馬肉、鹿肉が1番です。


なかなかお目にかからないかもしれませんが、女性におすすめなのは鹿です。鹿は豆を主食なので、鹿を食べると豆からのタンパク質も摂取できるという優れものです。


鹿肉はワインなどで煮て、シチューにすると食べやすいかもしれません。


②ビタミン摂取:みかん


冬の養生に、ビタミンの補給は欠かせません。手っ取り早い方法はみかんを食べること。


みかんの皮は1年間以上乾燥させた古いものを「陳皮」、新しいものを「新皮」といい漢方薬にもなっています。


無農薬のみかんをいただいたら、早速身を食べ皮は中国茶に入れて一緒に飲んでみるのもおすすめです。


皮には香りの成分でもあるリモネンやテルピネンなどを主成分とした精油が含まれており、お湯をいれることでこの精油が溶け出します。


毛細血管を拡張して血行が促進され、冷え性や肩こりを和らげます。


陳皮は、ポリフェノールの種類や含量が多くなるため一層結構の改善に効果を発揮します。


③内側から温める:加熱生姜


生姜を加熱・乾燥することによって、生姜の成分ジンゲロールの一部がショウガオールという熱を生み出す成分に変化します。


生姜の熱を生み出す力は持続的で、一説によると約3〜4週間保温効果が持続するとも言われています。


料理に入れるもよし、生姜茶にするのもよしです。


大寒からの食養生


春に向けて体を整えていく時期、少しずつ野菜中心の食事を意識してみましょう。

④肉食から野菜中心の粗食へ


大寒(1月20日ごろ〜2月3日ごろ)になると、冬も最後の節気。寒い冬は滋養のため肉など高タンパク質なものを食べる傾向にあります。


体を温めるにはいいことですが、過度な高タンパク食は肝臓、腎臓、大脳に負担をかけてしまいます。


この時期は温野菜中心の粗食がおすすめ。薬草粥の1つ、七草粥も1月7日に限らず日常に取り入れてもいいのかもしれません。


⑤女性ホルモン補給:豆


季節が冬から春に変わる1年の最後の日(2月3日)は節分です。節分に登場する食べ物には各地で風習がありますが、手軽に栄養補給ができて尚且つ女性の味方と言えば福豆と言われる炒り大豆です。


大豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンと構造が似ているため、エストロゲンと似た働きをしてくれます。


エストロゲンは月経や妊娠を司り、髪と肌を艶やかにし、血管を柔らかく、骨を丈夫にします。


このホルモンは年齢とともに減少していきます。精神的にも不安定になりやすいこの時期は一般的に更年期と呼ばれますが昨今は「ゆらぎ期」とも呼ばれます。


この時期を、大豆をとることは自律神経の安定にも役立ちます。

さいごに

冬の食養生、いかがだったでしょうか?


鹿肉や鴨肉など普段取り入れることは難しいかもしれませんが、機会があれば挑戦してみたいものです。


特に冬はゆっくり休んで栄養を蓄えて、元気良く春を迎えたいですね。

では、今日も読んでくださりありがとうございました。おやすみ〜!

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