社交不安障害が辛すぎる

最近は、やたら学歴ネタが多かった筆者だが、元々このブログを開始したのは、自分自身が発達障害で辛いを思いをしており、少しでもそこに共感してくれる誰かが欲しくて始めたのであった。
今回は、筆者が社会人になってからずっと苦しんできた社交不安障害という疾患に関して述べていきたい。

社交不安障害とは、自分に注目が集まるような場面で不安や恐怖から様々なストレス症状が出てきてしまう疾患である。
筆者の場合は、例えば大勢の前で発表するとか他己紹介をされると一気に不安から口元が動かなくなり、30秒ほどは噛み噛みになりながら話すことになる。いわゆる吃音というやつである。
30秒くらいすればもとに戻るのだけれども、最初の30秒はたまに声が出なくなるほど震えが止まらない。また動悸から過呼吸になることもある。
定型発達の人からしたら多分理解不能な世界であろう。

ちなみに不思議なもので、これは物理的に大勢の前で一人だけで発表するという局面でのみ発生する。
例えば、Teamsのようなオンライン会議や1対1の会話、更には皆で席に座りながら談笑している際には発動しない。あくまで限られた場面だけであるのだが、この限定された局面では発動してしまうので周囲の人はあまりの変貌ぶりに驚いてしまう。
ちなみにアメリカ人やイギリス人などの外国人と英語で話す際には発動しない。あくまで、大勢の日本人が相手になるときだけ発動する。
もしかしたら日本人や日本語を話すことにトラウマを抱いてしまっているのかもしれない。

このようなこともあり、筆者は以下の対応策を採っている。
1.なるべく人前に出ない
これが一番簡単である。今の仕事は日々マーケットと向きあったり、プログラミングをしたり、大量に並ぶ数字を分析したり、はたまた遠いアメリカの労働市場に思いを馳せながら瞑想したり。。。。と他人と会話することがあまりない。
勿論マーケットに興味があったのもこの仕事を希望した要因ではあるが、それより何より、人と話さなくて良いというのが大きな要因としてはあった。(マーケットの中でもセールスは除く)
今の仕事は官僚や医者、更には弁護士のようなステータスの高さはないけれども、性質上は筆者に向いているのかもしれない。

2.大きなガラスを用意して何度か家で練習する
詳細は割愛する。

3.周囲に事前にカミングアウトする
正直、吃音が発生したことで誰かに迷惑をかけることや誰かを傷つけることはないと考えている。ただ自分が自滅するだけなので、意外と事前に説明すれば皆納得というか温かい目で見てくれる。
それもあって基本的には、筆者は社会人の途中から自分が社交不安障害であることであることを事前に周囲に打ち明けるようになった。
これによって意外と気が楽になったので結局気の持ちようなのかもしれない

これ以外にも薬を飲む、認知行動療法を取り入れる等色んな方法を試してみたが、なかなか根本的には改善しない。
ASDの人は割と併発しやすいようなので、受け入れるしかない。

ちなみにすべての原因は過緊張にある。人よりも緊張感が強いため、夜も眠れないし、動きもぎこちない。

発達障害はやはり辛いし、結局のところ筆者がきちんとできる仕事なんてあるんだろうかと思う。長時間労働も人と会話するのも苦手な陰キャ。
得意なのは、資格の勉強と数学とプログラミングと英語くらい。全部ガリベンすることで習得したハードスキルで、ソフトスキルは壊滅的。
今のマーケットの仕事は辛うじて何とかなっているが、いつ梯子を外されるかわからないという不安もある。

結局筆者の学力で一番筆者が幸せに働けたのはAGAクリニックのバイト医として薄毛のおっさんにフィナステリドとミノキシジルをひたすら処方することだったんだろうなと思う日々である。