「コミュニティもあくまで手段」 さとなおさん『ファンベース〜支持され、愛され、長く売れ続けるために〜』レポート #コミュマネ交流会


最近、「コミュニティ」についての議論や事例が増えてきています。

私も箕輪編集室に入っていたり、前田裕二さんの「人生の勝算」を読んだり、西野亮廣さんの活躍を見るなどして「コミュニティ」のパワーを日々感じています。

なので自分も「コミュニティを作っていかなきゃ……!」という焦りがありました。


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2018年3月4日、「コミュニティマネージャー交流会」というイベントを開催しました。

昨今、「コミュニティ」への注目が高まり、同時に「コミュニティマネージャー」というコミュニティの熱量を高めるための仕事にも注目が集まっています。

しかし、まだ職業としてのプレゼンスが低く、交流も十分にされていないと感じ、このイベントを開催することにしました。



このイベントで、もう1つやりたかったことがありました。

それは、私がコミュニティへの興味を持つキッカケの1つである「ファンベース」という考え方を広めたい、というものです。



2017年の夏に、さとなおさんこと佐藤尚之さんの私塾「さとなおオープンラボ」に通っていました。

そのレポートがコチラ↓

この時に学んだ「ファンベース」の考え方に感動し、これを色んな人と共有して議論したい!と思い、さとなおさんにお願いをして、今回登壇いただくこととなりました。



イベントは非常に盛り上がり、なんとTwitterトレンドで東京で1位になりました!

実況してくださった皆様、ありがとうございました!

講義の内容は、#コミュマネ交流会 を追っていただくと、かなりキャッチアップできるかと思います。



元々「ファンベース」を既に学んだ立場としてイベントには参加したのですが、今回講義を聞いてみて、自分の中で「コミュニティを神格化しすぎていたな…」と気づけたんです。

今回は、そんな気づきのキッカケになった講義の内容を抜粋してシェアできればと思い、noteを書かせて頂きました。



今回の気づきは主に4つありました。

・短期施策だけでもダメ。でもファンだけでもダメ。
・ファンは「コミュニティ」とも「リピーター」とも違う。
・課題解決にコミュニティが生まれる
・コミュニティはあくまで手段。



短期施策だけでもダメ。でもファンだけでもダメ。

最近、自分自身の興味がコミュニティに偏りすぎていたな、と改めて感じたのがこのスライドの話をしている時でした。

ちょうど、下記のようなことを話されてました。

つまり「ファン」はあくまでベースであり、全てではないということです。

人間は愚かなもので、「さとなおオープンラボ」でも同じことを言われていたにも関わらず、少しだけこのことを忘れかけていたなと。

短期施策的なキャンペーンがダメというわけではなく、有効に働くようにすることができるわけで。

でもファンをベースにそこを設計・構築していく必要がある、というのが「ファンベース」の真髄です。



ファンは「コミュニティ」とも「リピーター」とも違う。

そもそもの「ファン」とは何かをちゃんと定義しないと、マーケティングの全体設計をする際に方向性を誤るため、とても重要です。

ファンは「コミュニティ」とも「リピーター」とも異なります。

「ファン」とは企業やブランドや商品が大切にしている価値を支持してくれる人です。

だからファンはコミュニティに参加する可能性が高いですが、コミュニティに参加している人だけがファンというわけではありません。

またファンはリピーターになってくれやすいですが、リピーターが全員ファンであるとは限らないわけです。



この「ファン」と「リピーター」の違いが少し理解しづらいので、さとなおさんがおっしゃっていた例で説明しますね。

さとなおさんは「R-1」というヨーグルト飲料をよく飲まれるそうなのですが、決して「R-1」のファンではないと。

ファンではないから、他の人にR-1をおすすめしたり広めたりはしないわけです。

つまり売上は支えていますが、売上を伸ばす存在にはならないわけです。

ココを取り違えると、例えば商品をただ何度も買わせるようなキャンペーンなどになってしまう恐れがあります。

このあたりを間違えないようにマーケティング設計をしていく必要があるなと、強く感じました。



課題解決にコミュニティが生まれる

何でもかんでも「コミュニティ」にすべきでは無い、と理解はしつつ、では何を「コミュニティ」にすべきなのか?

その問いに答えるのが、まさにこのスライドです。

圧倒的なブランド力があったり、すでにファンがいる商品でない限りは、課題解決にコミュニティが生まれるわけです。

なので自社のコミュニティを作る時は、そもそも自社サービスがどんな課題を解決しているのか?を定義した上で、その課題に深く悩んでいる人でコミュニティを作っていくべきなのだと。

今の「コミュニティ」の過熱によって、特にブランド力がない商品に、無理やりコミュニティをくっつけようとすることが増えてくる恐れもあります。

社内で「コミュニティを作ろう!」となった時に、このスライドを思い出さなければいけないなと、改めて思いました。



コミュニティはあくまで手段

最後に、さとなおさんの「コミュニティはあくまで手段」という言葉は、深く刺さりました。

最近「コミュニティを作らなきゃ!」と一種の焦りのようなものを感じていたのですが、まさに手段が目的化していたなと。

ただ、さとなおさんが「ファンの支持を強くするために重要な要素」を挙げていたのですが、コミュニティはこの目的を達成する時に有効な手段の1つではある、ともおっしゃっていました。


ココに挙げられているA〜Oの中で、コミュニティはA・B・C・F・H・K・L・Nに効果があるとのことでした。



いかがでしたでしょうか。

冒頭にも書きましたが、私は「コミュニティを作っていかなきゃ……!」という焦りを持っていました。

しかし、コミュニティに固執する必要は無く、目的に沿って適切な手段を設計していくべきなのだと、思い直すことができました。

今のトレンドに過剰に左右されすぎないよう、何をすべきかを考えていければと改めて思ったのでした。



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坂口淳一@傘の会社のCOO

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