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249. SCHOOL OF LOCK!から流れてきたエモ曲「若者のすべて」


自分にとっての第一次ラジオブーム。

自分がどこか楽しめる異空間を求めていた中学時代。

まだどんな番組なのか。
一体何をしているのか。
よく分からないまま聴いていた「SCHOOL OF LOCK!

そこから心掴まれる一曲が流れた。



フジファブリック
若者のすべて


フジファブリックナイト」という授業内容で
フジファブリックの曲だけを特集し流すという内容だった。

あれっていつだったんだろう?

と「フジファブリックナイト SOL」と検索すると
見事に放送後記が残っていた。


2010年5月11日
とーやま校長
が就任してまだ1ヵ月。

思い出した。
就任時噛みまくってるとーやま校長
ツッコミを入れまくるやしろ教頭がいたのをなんとなく思い出した。

いつものテンション高いテンポの速いトークではなく
少しトーンが落ち着きエモーショナルな空間が出来上がっていた。


若者のすべて」が流れたときには
こんな切なくてどこか透き通っているような曲が存在するんだ!

と一気に惹きつけられた。

中学時代学級崩壊して居場所のなさ、切なさを感じていた自分の状況とどこかリンクし
聴き入ってしまったのを覚えている。

後日その記憶が離れられずなんとか曲名を探した。
(当時ガラケーの時代のため簡単にすぐ調べられなかった)
そして見つけた。

若者のすべて

絶対にもう忘れないよう・・・


今ではこの時期になると必ず聴いている。

幻のように思えた耳に残る記憶はちゃんと存在し続けている。


ラジオ×音楽×当時の悩み

一つでも思い出すと連鎖反応を起こすように他の記憶が蘇ってくる。

思い出すことであの時別に何もしていなかったわけじゃないんだな。
記憶が薄れてしまっていただけなんだと安堵させてくれる。


あとから知ったのだが「フジファブリックナイト」放送日の時点で
当時美しい声だと感じたボーカルの志村さんはもうこの世を去っていたのだった。

そういった経緯を踏まえたうえでの
「ファブリックナイト」だった。

どこかトーンがいつもと落ち着いた雰囲気だったのも
今振り返ると分かる。


だからきっと自分にとっていつも以上に心に染みた回だったのだと思う。


スピードの速い時代だからこそ
ふとゆったりとした曲を、エモくなる曲を聴きたくなることが最近多い。

夏の終わり×時代の流れ×若者のすべて

急にピタッと降りてきた。

案の定ここ数日ヘビロテである。



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