序文私は30代のころ、必死に仕事して、出張こなして、残業もして、とにかく仕事が楽しかった。苦ではなかったのが本当に幸せ。仕事が好きでどこまでもできた。
尖って生意気でも、やれる自信があったしやってきた、結果もあった。
やれる人が偉いし、結果出した人が偉いと思っていた。
今思うととにかく頑張っていた。ただそれだけだったけど、周りにはよく思わない人もいたと思う。
実際、いやがらせされたり、バトルを繰り広げて私はどんどん口が悪くなった。
結婚なんてしてないキャリアウーマンだって、そんな生き方あるよねーと認知される時代が来たと思っていた。

40代に差し掛かる39歳の時、多くのオールドミス女性キャリアウーマンに会うことで私の考え、姿勢、行動が変わった。39歳は大きな転機となったし、本当にこの時、私に経験談を話してくださった先輩たち、ありがとう。
未婚（結婚未経験）で子どももいない、でもキャリアはあって結婚はしていない（理由があってできない）けどパートナーはいる女性たちが私に言ったことは、「子どもは生んでおけ」だった。
Ｋさん「あなたはまだ間に合うわ、今の医療は進んでいるから治療が必要になっても今の年齢ならかなうから」
Ｋさん「子供は欲しくても得られるものではないから、欲しいと思うなら今そこに集中して、まっしぐらにいきなさい」
Ｃさん「ここまでキャリアを積んでお金も心配ない生活があっても、後悔があるとしたらそれは子供を産まなかったことだ」
などなど。

私は結婚なんてしないし、子どもも生まないと思っていた。
このことを母に打ち明けたとき、
母は「それもあんたの人生、私はあんたが健康でやりたいことできて、笑顔でいてくれたらそれでええのよ。今の時代、結婚してなくても色目では見られへん。高い税金払ってるんやからあんたは誇らしい自慢の娘や」。
なんだか涙が止まらなかった。

先輩たちの話と母からの愛深いこの言葉を聞いて、私は結婚して子供を産み、人並みに孫を生んで母をおばあちゃんにしたい。私も、自分の子に会いたいと思い、友人たちの理解もあって、いろんなことほったらかして結婚し、妊娠から出産を経て今日のこの記事になっている。

結婚して、子どもが生まれて変わったことがいっぱいあった。
続きは来週に。