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アトピー注射治療「ミチーガ」(2)

 生まれたときから付き合ってきたアトピーが、なぜか2年ほど前から悪化。友人に勧められた「ビオチン治療」を行ってみたものの効果なし。そんなとき、お医者さんから提案されたのが、新しいアトピー注射治療「ミチーガ」。何かどなたかの参考になればと願いつつ、経過や感想を書き綴ります。

 2022年12月22日、第一回目の「ミチーガ」接種。刺されたかどうか分からないほど、何の痛みも感じない注射。最近の注射は本当に楽ですね。そして打ち終わった後も特に何も感じず、実感なし。これで35,000円かーと思いつつ、病院を後にしました。
 効果を実感したのは早速1日後。
 それまで、アトピー悪化による一番の悩みは「夜寝られないこと」でした。すぐに眠りには入るけど、1~2時間するとかゆくて起きる。それから枕元に置いている薬を塗って「かゆい、かゆい」とうなされながら再び眠りにつくまで、1~3時間かかる。そんな状態なので毎日眠たい。次の日もすぐに眠りにはつくが、入眠後1~2時間で起きて、寝れない。そんな辛い睡眠生活を営んでいました。
 当然お医者さんには、かゆみ止めの飲み薬を処方してもらっていました。「かゆみで寝られない」症状が出始めて、最初にもらったのは「アレロック 2.5mg」。飲み始めた当初は、寝る前に一錠飲むとそれなりに効き、寝ている間のかゆみはマシになりました。ただ結構眠気が激しく、朝起きるのがとても辛い。そこで、眠気が出にくいという「ビラノア 20mg」に変えてもらいました。ただこのビラノアは眠気が出にくいことの裏返しなのか、あまり効果なし。再びアレロックに戻したものの、徐々にかゆみを抑える効果が感じにくくなりました。お医者さんに、「ずっと飲み続けていると体が慣れて効果が薄れますか?」と問うが、「そういうものじゃないんだけどねー」と言われるばかり。しかし実際に効果が感じられなくなってしまったので、「アレロック 5.0mg」に増量してもらいました。5.0mgに変えると、確かに効果は実感。しかし眠気も増量。それでもかゆみが抑えられるならと飲み続けました。でもやっぱり飲み続けていると少しずつ効果が薄くなる感じがしました。もしかすると、効果が薄くなったのではなく、症状が悪化していたのかもしれません。
 その頃の睡眠の状況はこんな感じ。青が寝ている時間、紫がグッスリな時間、そして緑が起きている時間。(アプリはiphone AutoSleep。毎日アップルウォッチを付けて寝てます。)入眠後、1~2時間で緑バータイム(中途覚醒している時間)が訪れます。このとき薬ヌリヌリ&眠れずイライラです。

ミチーガ接種“前”の睡眠状況 by iphone AutoSleep

 人間やっぱり眠りを奪われるとQOL劇落ちです。そんなこんなで勧められたミチーガを迷いなく受け入れました。
 そして、ミチーガ接種後の睡眠状況がこちら。

ミチーガ接種“後”の睡眠状況 by iphone AutoSleep

 明らかに緑バータイム(途中覚醒の時間)がなくなってます!実際に、かゆくて起きる&ヌリヌリイライラの時間がなくなり、よく眠れている感覚があります。
 睡眠改善!これだけでもミチーガの価値はありました。

 では、肌の状態はどうなったか?
 お医者さんが言うには、「ミチーガはあくまでかゆみを止めるだけのもの。肌の状態をよくするものではないのでステロイド&保湿は今まで通りやらなければならない。」「でも、アトピーにありがちな、一か所を掻いたら、別のところもかゆくなって、エンドレスにかゆみが収まらなくなる、という症状は減ることが期待できる。なぜなら、掻かなくなれば、皮膚表面にまで伸びていたかゆみを感じる神経が奥に引っ込んでいくから。」と言われていました。
 で、どうなったか?
 汚くてすみません。せっかく撮りためたので(一応一番見苦しくないと思われるものを)載せておきます。

お腹のお肌 左→右で時系列

 写真では分かりにくいかもしれませんが、改善しています。12月22日に注射してから、かゆみがおさまり、かゆみが収まった結果、肌の状態が改善しました。間違いなくミチーガ効果だと言えると思います。ちなみに、注射前は、仕事中にかゆくてたまらなくなり、気づいていたら掻いていたり、トイレに薬を塗りに行かないと我慢できない、というのが頻繁にありましたが、それもなくなりました。
 ということで、このまま効果が持続することを望みつつ、1月19日の2回目の注射を待つことにしたのですが、、、。実はちょっと副作用っぽいものが出始めました。
 続きはまた次回!

ミチーガ(2)おわり


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