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片づけの練習は、薬箱(救急箱)からだった件

小さい頃、居間の箪笥の上にあった薬箱(救急箱)を
たびたび片付けていた。

薬箱といっても、キチンとした木製ではなくて
処方されたが飲みきれていない袋入りの薬とか
湿布、体温計も一緒に入っている、
大きめの綺麗な紙の箱だった。

毎年お歳暮かお中元の頃に、適当で綺麗な箱を選び、詰め替えていた。
40cm四方ほどだっただろうか。

常備薬の使用期限が切れていないか。
常備薬そのものが足りているか。
自分が一番使うバンドエイド(カットバン・絆創膏)
は、サイズも各種十分あるか。
それらを確認しつつ、キチっと箱に入るようにしまう。

品名が見やすいように向きを揃えて、
用途ごとにまとめて。
ハコモノを箱にスッキリしまうのは、難しい時があるけれど、バチッとハマった時は気持ちいい。
俗に言うシンデレラフィット。


次に取り掛かったのは、ソーイングボックスの片づけ。
コレはちょっとハードルが高い。
子どもには危ない物も入っているし、何に使うか
見当もつかない道具が混ざっているからだ。
ーやり甲斐があるー

・直線部分が無い定規→洋裁雲形定規
・ギザギザでクルクル回る小ちゃい刃が先端に付いていて痛そうなやつ→ルレット
・ミニミニしゃもじ?→和裁ヘラ

オモチャみたいで可愛いらしい。

針山の中に、大量に針が眠っていそうだったので
どうしても我慢ならず、分解して掃除し始めた。
思いのほか折れ針が出てきて、ビックリした記憶がある。持ち主もビックリ。
分解したままだと困るので、針山は余り布で作り直した。

親から片づけの方法は教わっていない。
片づけそのものが好きなのだ。

部屋に遊びにきた友人に
「なんで部屋に家具しかないんだ」っていわれて
見渡したら、確かに家具しか無かったことがある。
でも、ちゃんと扉の中には必要なものが
いっぱい詰まっているんだよ。
ミニマリストではないんだ。

今は目につくところに、少し物が出ている暮らしだ。
でも基本、
『全収納型・開けたらなんでも有るのよスタイル』を貫いている。

作った針山は、まだ現役のようだ。
ありがたいことである。