kousituのコピー

日本の国柄を平成最後に再考する 2

さて、日本は千年以上前から民主主義国家であった事を知っていますか?民主主義と聞けば18世紀のフランス革命からだと学校で習う訳ですが、実質的な民主主義を世界で初めて取り入れていた国家は我が日本であると断言します。ここで確認しましょう。

仁徳天皇の「民のかまど」の話を知っていますか?ある日仁徳天皇が街を眺めると家々から炊飯する煙が立っていない。これは民衆が困窮していると考えた仁徳天皇は、税金を取ることを一切止めました。それから5年皇居は荒れ果て雨漏りもする状態になりました。民衆はそれを悲しみ皇后は「民のかまどに火が入りました」とおっしゃっても「いやまだまだだ」と聞き入れません。6年経って民衆が仁徳天皇にひれ伏して「陛下どうぞ税金を取って下さい、お願い致します。」と懇願してやっとお聞き入れになられた。という話です。

諸外国では、君主が領地の全ての所有者であって、領民も土地も財産も全ては君主の所有物である社会でした。欧州の王族社会も支那の皇帝も基本的には同じです。しかし日本の場合は違って、君主である「天皇の宝は国民である」という思想なんですね。つまり国民の不幸は君主の不幸という社会です。これって民主主義だと思いませんか?。この様な考え方が古代から思想的に有った事を証明する日本語がちゃんとあって意味が明確に分けられてもいます。君主が全てを所有する諸外国の考え方を日本語では「傾く(うしはく)」と言い日本の民主的統治方法を「統らす(しらす)」と言います。これはちゃんと古事記に書いてあります。だから統治は統らすと言う思想で国を治めると言う意味の漢字なんです。日本って凄いと思いませんか。

日本の国柄を再考する第2回を終わりにします。日本の国柄は「皇室と国民の絆である」一端が少しずつ理解出来ましたか?まだまだ話は続きますのでまた次回よろしくお願いします。

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