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この世界に因果なんてありはしない。

結果には、すべて原因がある

と言ったのはガリレオ・ガリレイであったか。

因果律といって、あらゆる出来事は何かしらの原因から生じた結果であり、原因なしにはいかなるものも生じない法則のことである。

しかし、私は因果律を信じてはいない。

きっと世界には因果なんてなくて相関しかない

それを人間が解釈するだけである。

因果や対比、同値関係なんてきっと世界は定めていない。

例えば、

高校の物理の教科書では気体分子運動論を説明してから熱の理論を説明している

理想気体の単原子分子の力学的モデルを使い、エネルギーの議論をして、熱の関係式を導出する。

しかし、この導出は証明ではない。

なぜならば、分子運動論は熱の理論に整合するように造られたものだからである。

分子運動論が先なのではない。

熱の理論と分子運動論には、相関はあるけれども、因果ではない。

因果と解釈することはできるけれど、証明することはできない。

なんせ、地球ができてからまだ1mol秒すらたってないのだから。

まだヒトは1molすら数え終わっていない。

因果なんてのは1人のヒトの解釈であって、絶対的なものではない。

全ての事象に因果関係が存在するなんてのは神話だよ。






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