後悔しない付き合い方をしてほしい

私の本業、それは特養の介護士である。
介護士ってオムツ替えてご飯食べさせてってやってるだけじゃないんだよ。
人が亡くなる場所だからね。たくさんの人を送ってきたのかもしれない。本人がどう思ったかは別として家族がいるのに会いに来てもらえず亡くなる人もいる。そちらにお任せしますといった風だ。あるいは亡くなるかもしれないとわかってから会いに来る家族もいる。まだマシだけど足りないよ。どんな確執があっても亡くなったらきっと「あーしとけばよかった」と思うと思う。
死ぬことについて考えるのはネガティブだと思っていませんか?自分もそうでした。だからエンディングノートなんて言ったってほとんどはいつその話になるかわからないまま終わる。エンディングノートを書くにも弱っていては書けないんだから、やっぱりどんな死を迎えたいか考えるタイミングなんて難しい。だからこそ、いつだって大切な人がどんな最期を迎えたいか考えて欲しい。そして、弱って枯れて死を迎えるというのがどういうことかを知っておいて、それでそうなったときにどうしたいか自分の身内と大切な人と話して欲しい。死ぬときにまともに話せるかわからないよ。どういう状況にしたって言葉が出せないことなんてたくさんあるんだから。
自分にしても、どういう最後にしたいか考えたことありますか?どこでどういう風にして何を見ながら、誰と一緒で、何を聞いて、何を語って最期を迎えたいか考えたことありますか?
未来の話でもそれを共有することが最高の最期を迎えるコツなんだと思います。だから、自分が大切に思っている人とふと思ったときにそんな話をしてほしい。大切な人の死で後悔して欲しくない。

これが今の私の願いです。

そんな私が最近考えていることはそういう社会を創ること。幸せな最期応援会なのである。執筆も考えているので何か意見をもらえると幸いです。
読んでくださった方ありがとうございます。

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