『ウィッシュ(WISH)』を観ました

先日の『メタモルフォーゼの縁側』引き続き、3連休を使って『ウィッシュ(WISH)』を観てきました。ディズニー100周年を記念した映画で、過去の作品をオマージュしていると聞いていたので、ディズニー映画ほぼ制覇している自分としては、めちゃくちゃ気になっていました。ただ、どうやら賛否両論映画らしく、今の今まで引き伸ばしちゃいました。結論、僕にはめちゃくちゃ面白い映画だったので、もっと早く見ればよかったと後悔。

この映画、面白いことに2部構成で、最初はディズニーキャラクター総出のお祝いムービーから始まります。というか、この時点で涙ぐむ自分wこんなこといったらアレですが、本編よりこっちの方が好k…コホン。

映画自体はものすごくメッセージ性が強く、というか強すぎて、全面的に何をディズニーが伝えたいか分からないことがありえないほどはっきり伝えています。それにフォーカスを合わせるためかストーリーはものすごくシンプルで、水戸黄門くらい安心して観てられる展開でした。ヒロインも特段プリンセス要素もなく、魔法が存在する世界なのに、どことなく現実的というか、視聴者に近づいたというか、共感性が持てる設定でした。

ここまでお読みになるとわかると思いますが、

そりゃ賛否両論になるよw

でも、ディズニーさを押し払ってでも伝えたいことがある、というのはビシビシ伝わってきました。ど真ん中にストレート放ってるくらいに勝負された感じですね。普通はこういうメッセージってニュアンスで伝えるというか、観たあとに「感じる」ものですが、この映画は、子供から大人まで、全員が「伝わる」ことを目的に創造されているのでは、と思いました。

それかもしくはなのですが、最近の子達はこういう風に直接言わないと伝わらないのかしら、と無駄な心配をおじさんはしてしまいました。YouTubeやTikTokのように、出だし数秒で何の動画か伝えないと観られない世界で、回りくどい表現ってどんどん衰退していってる気がしているんですよね。言うなれば左脳中心になってるというか。ストレートで短く簡潔に。僕からするとつまらない世の中になっていってる気がしますが、もしかしたらそういった時代の変化もディズニーは拾ってるのかもしれません。あくまで僕の妄想ですけど。

なにはともあれ、メッセージは素敵ですし、作品としても普通に面白かったので、是非ご覧あれ!

-JumpE


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