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国家公務員総合職 今さら聞けない「キャリア」「官僚」合格大学は?官僚ってエリート?就活は?

ここ数年、エリート官僚の多くが東大を離れ、地方国立大学に進む傾向にあります。

それだけ、エリート官僚を目指すために東大ではなく、他の大学に進むことも可能になっている、ということです。

では、どんな大学に進むべきか、どのように選べばいいのでしょうか。

本記事では、エリート官僚になるために選ぶべき大学について、ランキングを見ていきましょう。

また、エリート官僚に求められる人材像や、その就活についても解説し、
官僚となるために目指すべき大学選びのポイントをお伝えします。

国家公務員総合職試験合格数 2021年度

大学名 人数

1位 東大 362
2位 京大 142
3位 早大 98
4位 北大 82
5位 岡山大 78
6位 慶大 75
7位 東北大 71
8位 東工大 70
9位 九大 59
9位 千葉大 59
9位 中大 59

12位 広島大 54
13位 一橋大 49
14位 立命館大 45
15位 阪大 41
16位 理科大 38
17位 神戸大 37
18位 名大 36
19位 農工大 28
20位 筑波大 26

官僚とは一体何者でしょうか?高級なエリートなのでしょうか?

社会において指導的な役割を果たしている人々という定義から判断すると、その答えは「絶対にエリートである」と言っても過言ではありません。

「官僚」とは公務員の一種で、国の方針決定に深く関わる存在です。

ただし、日本においては官僚というと「国家総合職(旧Ⅰ種)試験に合格し、実力、体力、そして精神力の三つの要素を兼ね備えた官庁訪問という面接を受けてキャリアとして採用された人々」というイメージが一般的です。

言い換えると、キャリア官僚と官僚の定義は重複しているとも言えます。

とにかく、わが国における官僚はどのような立場でも社会において指導的役割を担い、そのエリートとしての地位は揺るぎないといえます。

国家総合職試験は、司法試験や公認会計士試験などと同等もしくはそれ以上の難易度で、合格しても省庁に採用され、官僚として仕事に就くことは至難の業であると言えます。

官僚は、国の政策決定に大きく関与する重要な役割を持つため、政治家や大手民間企業役員と接触することも多く、高度な知的力と精神力が要求されます。その職務を通じて、エリートであると言えます。

官僚たちは、「定時上がり」といった、一般的な公務員のイメージから一線を画し、過酷な業務に堪えうるハードワーク精神を持っています。

その残業時間は月間300時間に及ぶ場合もあるというのです。

国家一般職(ノンキャリア公務員)との関係性において、キャリア官僚は幹部候補であるため、部署異動が激しく、一方でノンキャリアは1つの部署に長期間勤務することが多く、部署の業務において専門性を備えています。

が、キャリアの方々も専門性や学習能力には優れており、東大をはじめとする難関大学出身者は特に素晴らしい能力を発揮されていると言えます。

キャリアとノンキャリアの相互的な補完関係によって、行政運営が成り立っていると考えられます。

就活における立ち位置は?

キャリア官僚の就職は、非常に困難であることが結論となります。

民間企業の場合、特に大手企業では倍率数百倍に上る採用過程を踏まなければならず、「夏のインターンに参加し、多数の面接を受けてくる」というプロセスを経験することもあります。

しかし、キャリア官僚の場合は、筆記試験があり、民間大手企業と同等以上の行動力や人間性が求められます。

また、キャリア官僚における出身大学については、「財務省、経済産業省、外務省、総務省、警察庁」といった五大省庁を中心に、東京大学卒が最大派閥を占めています。

中でも偏差値の高い「東大法学部(厳密には文科1類)」の学生が多く志願し、官僚になるために進学する例も多いようです。

そのため、キャリア官僚を目指す就職活動は、最高難易度クラスであるといっても過言ではありません。

民間企業での内定を手に入れた学生たちも、官庁を訪問する機会に多く訪れます。

その中には、外資系コンサル、外資系金融、政府系を含む投資銀行、五大商社、メガバンク、不動産ディベロッパーといった、名だたる難関企業の内定を、程度の差こそあれ、手堅くゲットしている者たちも数多くいます。

このような内定の難易度が言葉で表現するならば、それは相当なものであることは言うまでもないでしょう。

自らが志する官僚の道を歩むためには、早期かつ十分な準備が不可欠です。

まとめ

この記事では、エリート官僚とは何かについて解説しました。

エリートとは単に学歴や出身地といったものではなく、実績や能力が重要な要素であることがわかりました。

また、官僚には国家を安定的に運営し、改善するという責任がありますが、一方で批判の対象になることも少なくありません。

しかし、官僚が果たす役割は決して小さくなく、現代社会を支えるために必要不可欠な存在であることは間違いありません。

「公僕」「滅私奉公」。

官僚はエリートとはいえ、大変ハードな職業と言うことがお判りいただけましたでしょうか。


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