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「未婚化」最大の要因は「男性の学歴」?予想外の結果から捉える社会問題の本質

サンセリテ青山様の記事をリライト、加筆、編集して書き下ろしました。


婚活をしている多くの女性たちは、自分の相手の学歴を無視できないようです。ご存知のように、一流大学を出ている人たちは、一流企業に就職していたり、高収入の可能性が高いとされているためです。

多くの場合、女性たちは自分なりのベンチマークを保持していることも事実ですが、何をもって学歴が高いと呼べるのかを明確に理解しておく必要があります。

約8割の女性が男性に求めている「大卒」というデータがあります。
そして、大卒同士の夫婦もまた、8割なのです。

ですから、これは、結婚してからも揺るがない学歴で備わった理想の夫婦観でもあるということのようです。
大卒夫婦ですと、いわゆる高いレベルのダブルインカムとなり、
世帯年収がグッと上がります。

低学歴は貧乏のはじまり 


下図は「ガールズちゃんねる」からですが、女性は常にこのような意識を持っているのがホンネです。

「大学も出てない貧乏な育ちの男とは結婚したくねー」と、直接聞くこともよくあります。

「低学歴」はすなわち、貧乏のイメージのようです。

福澤諭吉が「学問をしない人はバカで貧乏」と書いていたのと同じです。

事実、タレントの福田萌さんが、「わたしたち夫婦の幸せは、自分(横浜国立大学卒)と、中田敦彦(慶應義塾大学卒)の学歴のおかげです」とテレビで発言して物議を醸しだしましたが、現実的にこの夫婦とお子さんたちは、シンガポールで悠々自適な暮らしをしています。

やはり、中田さんのYouTube番組の収益の高さがそれを物語っています。
慶應経済で学んだ彼の頭脳と博識さによる稼ぎとも言えるのかも知れません。

加えて言うならば、筆者の大卒の友人らで、独身者や、貧困層はゼロに等しく、特に一流大学を卒業している人たちは、経営者として、シリコンバレーで活躍したり、大企業の役員となっており、その資産はかるく何10億から数100億を超えています。

都心のタワマンに住んでいるご夫婦も珍しくありません。推定価格、数億から数10億の物件になります。

また、筆者と仕事をしていた起業家たちも、東大や早慶の卒業生らも、
やはり、年収は、数千万~数億です。

一方、大学を出ていなかった人たちは還暦を前にして、未だ派遣社員や、
フリーターの掛け持ちで、年収は200万前後。生涯独身確定者が多数。

こうした学歴格差という恐怖は、40歳以降からジワジワとボディブローのように効いてくるのがよく理解できます。これほど、学歴が一生、支障をきたすという大重要な問題になることは、歳をとるごとに身に染みてきます。

そもそも高学歴とは??

学歴が高いことを高学歴と言いますが、この「高学歴」という言葉は最近になって意味が変わったと言われています。最初に少しだけ「高学歴」という言葉について考えてみましょう。

「大卒が高学歴と呼ばれた時代」という表現は、身分などによる階層差別が蔓延する中での定義であり、全く的外れの概念といえます。

本来「高学歴」とは、高度な学問を習得している人を指し、ふつう大学以上の学校を卒業または修了していることが条件です。

歴史的には、大学進学自体がまれであり、そのため大学卒業者は「学士様」と尊敬され、エリートと呼ばれた時代もあったようです。

しかし、そのような階層差別的な概念に基づいて、大卒だから高学歴と呼ばれるのは的外れであり、現代社会においては、学問的能力や知識のみが評価されるべきです。

男女ともに大卒はもはや当たり前?


現在では、大学の数も増え、高校を卒業した人の半数以上が大学に進学するようになりました。

しかし、先人たちが培った高学歴という称号に対する認知は今や失われ、高学歴といっても「レベルの高い難関大学を卒業した人」という意味が一般的です。

文部科学省の『学校基本調査(平成30年度)』によると、大学への進学率は49.6%となっています。注意すべきは、他にも進学先には専門学校や高等専門学校(高専)などがある点です。

ちなみに、高専は5年制のため、多くの人が卒業後に大学に編入しています。ただし、医学部や薬学部など6年制の場合は例外で、学士課程を修了しているため「大学卒業」の肩書きになります。

追記ですが、薬学部は4年生と6年制の2つがあり、薬剤師の資格は6年制の卒業生にしか与えられていないことも注目すべきです。

4年生は卒業後に大学院に進学するケースも多いようです。

女性が求める「学歴」と「大学」

学校基本調査(平成30年度)』によると、日本に大学はなんと782校もあるそうです。その中で女性が結婚相手に求める「学歴」や「大学」とはどういったものでしょうか。

なんと、収入よりも、将来性に響く学歴が一番女性側から見てトップに。

女性が求める「学歴」は「大学名」と同義

女性が望む「最高の学歴」は単に大学を卒業したことではなく、どこの大学を出たかという点にあります。

近年、大卒や院卒が増加したことで、学歴の価値が変化していると考えることができます。女性たちは、良い大学出身であることが、成功やキャリア形成に及ぼす影響を熟知しています。

そして、有名大学を卒業することを努力して達成した女性たちは、同等以上の成果を出している男性たちと同列となることに価値を見出しています。

男性たちは、「学歴で差別するな」と訴えることがありますが、結婚において重要視するものについては、考え方に違いは生じてしまうでしょう。

難易度が高く、知名度が高い大学

女性が納得する大学の条件として、まずその大学が「卓越した難易度で有名」であることが重要です。

社会において「素晴らしい!」と言われるほどの知名度を持っていることが求められます。

このような要件を満たす大学として、以下のような名前が挙げられます。

・旧帝大(東京大学・京都大学・大阪大学・北海道大学・東北大学・名古屋大学・九州大学)
・早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学


これらの大学は、全国的に有名であることは誰しもが知っていることです。

旧帝大とは、大学を卒業した者が「学士様」と敬称を用いられていた、国が創設した大学です。明治19年に「帝国大学令」に基づいて設立され、この7大学をまとめて「帝国大学(帝大)」と呼ばれました。

一方、上智大学は、日本初のカトリック教会系大学であり、イエズス会のフランシスコ・ザビエルが日本に興味を持ち、構想を立ち上げたことから誕生しました。

早稲田・慶応もそれぞれ歴史があり、この10大学は、間違いなく高学歴として知られています。

一般的にレベルが高く、名前が知られている大学

エリート大学として知られる旧帝大や早慶レベルとは異なり、一般的な人々にも知られている大学の名前は、選択肢の1つとして考えられます。

例えば、学習院大学や国際基督教大学(ICU)、MARCH(明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)などが並びます。

こうした大学からは多数の卒業生が大手企業に就職しています。

加えて、女性自身もこうした大学出身者であることが少なくなく、さらなる魅力を放っています。

女性は知らないと損?押さえておきたい大学

こちらでは、あえていつもとは異なる高学歴な大学のご紹介を致します。知っている人もいるであろう、

加えて当然の大学もあるかと思いますが、それでもご容赦いただけますようお願いします。

・国内難関大学(東京工業大学、神戸大学、一橋大学、等)
・主要都市の公立大学(熊本大学、横浜国立大学、金沢大学、千葉大学、等)
・難関私立大学(東京理科大学、等)
・関関同立(立命館大学、同志社大学、関西大学、関西学院大学)

横浜国立大学を除く国立大学は、一時代前の「官立大学」として知られております。この官立大学とは、我が国の歴史ある旧制大学に含まれる旧帝大を含む、

大学に民間とは異なる形式で設立・運営されていたことに由来します。そして、この大学たちはそれぞれ、商業や医学、工学などの分野において設立されたという歴史があるのです。

このような高度な歴史とレベルを有する大学たちは、現代でも非常に人気が高く、多くの人々から尊敬を受けていることでしょう。

東京工業大学と東京理科大学は、理系学部のみを有する大学であることから、多くの文系女性にはあまり知られていないかもしれません。

しかしながら、これらの2大学は頼もしい理系大学として全国的に知られ、知らないことは損です。

もしあなたが男性の友人とこの2大学の話題になった場合、「あまり知らないかもしれないけど…」と言ったのなら、思い切って褒め言葉を伝えることをお勧めします。

彼らが優れた人物である可能性が非常に高く、勇気を出しましょう。 また、関西圏のMARCHと呼ばれる「関関同立」については、この言葉が主に関西地方で使われることから、全国的にはピンとこない人もいるかもしれません。

しかしながら、関関同立の中でも同志社大学は最も偏差値が高く、難関大学であることが知られています。

大学によって収入は変わるもの?


「いい大学を出て、いい会社に就職して・・・」と親御さんから言われた人も多いと思いますが、卒業した大学によって収入は変わるものでしょうか。

大学別収入ランキング

「DIAMOND online」から引用した表によれば、経済やビジネスに関する書籍を出版しているダイヤモンド社から卒業した学生たちの年収ランキングが発表されています。

30歳の時点での卒業生の年収金額を調査しており、著名な大学の名前が30位まで表示されています。


ただし、総合大学の場合、学部によって就職先が異なるため、この表はあくまでもサンプルとして参考にしていただければ幸いです。

大学名に関係ない職業もある


医師や弁護士といった特別な資格の持ち主には、学歴の有無よりも格段に重要な要素があるものです。国家資格を獲得すれば、出自の大学名について厳しく問われることはまずありません。

さらに、名だたる大学出身でなくとも、驚くべき収入を稼ぐ才能ある人々がたくさんいます。企業に身を置くことに寄りかからない「非属人」の方々ももちろん少なくありません。

結婚相手に「学歴フィルター」は必要?

結婚相手を探す時、多くの女性がお相手の学歴を気にすると思います。どの程度参考にするのかは人それぞれですが、婚活に学歴フィルターを取り入れると、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

学歴フィルターを取り入れるメリット

8位の男性壮年・非大卒がバブル期以降、未婚化を爆上げさせてしまった。
いわゆる、低学歴・低年収。

高学歴の男性と結婚する場合、その人が将来的に成功し、収入が高くなる可能性が高くなるため、親に納得してもらいやすくなるかもしれません。

家族が有名大学出身である場合、その条件は避けられないと感じる女性もいるかもしれません。自分自身が同じレベルの大学を卒業している場合、将来的に家庭環境が似ている価値観が合う男性と出会う可能性が高いです。

価値観の違いは、話し合いをすることで解決することもできますが、ほとんどの場合は時間と労力がかかることを忘れないでください。将来的にストレスを回避するためにも、価値観の近い男性と結婚を考えることをおすすめします。

学歴フィルターを取り入れるデメリット

勇ましく言えば、高学歴男性限定の出会いは、男性の数が少なくなるという欠点を抱えています。例えば、「東大限定」の場合、多くの卒業生が存在していますが、既婚者も多く、選択肢が限られるため、出会いの数を自己制限することになってしまいます。さらに、他の大学にも優秀な男性はたくさんいるため、選択肢を絞りすぎることは考えものです。 また、高学歴男性の中には学歴が低い人を見下す人もいることがあります。学歴だけで人を判断することは、見ている方も気分がよくありません。また、プライドが高い男性も多く、妻や恋人に注意されただけで、デートの途中で帰ってしまったり、部屋に閉じこもったりすることも考えられます。

まとめ

この記事では、男性にとって学歴が必須かどうかという問題について考えました。女性が学歴にこだわる理由は、パートナーに対する期待が高いためかもしれませんが、男性はそれほど学歴を気にしていないようです。しかし、職場での評価や給与にも影響することは明らかであり、学歴が自己実現につながる場合があります。したがって、学歴に興味がない男性にも、知識やスキルを身に付けるための教育は必要不可欠です。また、相手の学歴や職業にこだわらず、人としての魅力や思いやりを大切にすることも、良い関係を築くために大切なことです。最後に、学歴はあくまでも一つの指標に過ぎないことを忘れないでください。重要なのは、自分が人生で選ぶ道に向かって、最大限の努力をすることです。


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