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会社を伸ばしたいならクリエイターを育てると良い

昨日、動画2.0の著者である明石ガクトさんの出版セミナーに参加してきた。セミナーの内容は書籍に沿った説明だったので、書籍とある程度同じだったが質問タイムがとても勉強になった。

明石さんの考えで「初等教育にクリエイティブな授業を入れると、クリエイターが活躍できる環境を作りやすくなるのではないか(*要約)」というのがあり、それに対して質問者が「子供たちはそもそも想像力豊かだから、子供たちより大人や経営者が学んだ方がより環境づくりしやすいのではないか?」という趣旨の質問をした。

明石さんの答えが「大人になってクリエイティブに関心がない人はセンスがない人。そんな人たちが学んでもクリエイティブは生まれない。(*私の解釈も含む)」だった。

確かにそうだなと思えた。

クリエイティブってセンスが必要だ。美的センス、空間や時間のセンス、常識を疑うセンスなど。大人の凝り固まったセンスを崩すのはとても難しい。大人になってクリエイティブなことに興味ない人は、他のセンスはあってもクリエイティブのセンスはないのだと思う。

それなら子供たちにそのセンスを教え、子供たちがやりたいことを大人たちが環境を整えてあげる方がいい。

私も常に思っているが、自分のクリエイティブセンスは若者には敵わない。彼らはどんどん新しい感性で物事を進めていく。逆にそれを見るのが最近では楽しいと思っている。

もし、あなたが経営者や管理職だとして、新卒の子が「動画を作って会社のPRをしたいんです!」と言ってきたらどうするだろうか?「そんなことしなくていいから自分の仕事をしろ!」と言うだろうか?それとも「可能性しかない新卒」に会社のPRを任せるだろうか?(これは明石さんの受け売り含む)

クリエイターを育てるとはそう言うことだと思う。若者のセンスを摘み取らず、どうすれば開花させてあげることができるかを私たちは考える必要があるのではないか。

10人の新人がいて、その中の1人くらいクリエイターとして自由にやらせてみても損はないと思う。どちらかといえば、普通に入社してそんなことを言ってくる新人は稀だし、鍛えがいがある。

多くの中小企業にはクリエイティブな人材がいない。クリエイティブを求める人材はデザイン会社やゲーム会社、クリエイティブな部署がある会社などに行ってしまう。

海外ではCCOという役職が注目を集めている。CCO(Chief Creative Officer)デザインやブランドマネジメント、宣伝戦略の運営を行う人のことだ。経営層にCCOがいると、ビジネス展開に今までにないエッセンスが入ってくる。特に固い業界や昔体質な業界には必要な存在だ。

若者がクリエイティブなセンスを身につけ、成長することで、数年後には彼らはCCOとして会社に新たな可能性を示してくれるかもしれない。

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