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1on1との向き合い方

こんにちは、昨年4月から金融機関のデジタルマーケティング担当になったJUNです!

現業であるデジタルマーケティング関連の記事を全く出していないですが(笑)、今回は少し前から話題の1on1に関して私自身が取り組んでいることや向き合い方について書いてみたいと思います。

こんな人は気づきがあるかも

読んでくれたら嬉しいです
  • 1on1をやっているけど実りを感じない(する側)

  • 1on1をよりライトに続けていきたい(する側・受ける側)

はじめに

1on1自体は数年前にYahoo! JAPANが導入し成果を出したことで話題になったりしていますね。

私も話題になった際に書籍を読ませていただき、いい取り組みだなあと感じたことを覚えています。

また、その取り組みに名前がついているというのもいいなと思いました。

ぜひ取り入れてやってみよう、と思って個人的には取り組んでいたのですが、会社でも2年前くらいに急にバズワードのように使いだし、今では上司も含めて「1on1やろうか?」と会話するくらいには浸透しています。

書籍はこちらです。

1on1のルール

個人的解釈です

1on1といえば、一般的には以下の4つのようなことがルールとして言われているのではないでしょうか(数は違えど似たようなものかと思います)。

1.何のためにやるのかという目的を忘れずに
2.部下のための時間であるというマインドを持つ
3.指導ではなく対話を行う

  HOWではなくWHYを考える
  問いを立て、気付きを与える姿勢で臨む
4.定期的に時間を設定する

1.の目的について補足しますと、目的としては「成果創出を支援する」「成長を促す」「信頼関係を構築する」といったことがあげられると思います。

・成果創出を支援する
 対話を行い思考を整理する手伝いをする
・成長を促す
 振り返りを行って言語化する手伝いをする
・信頼関係を構築する
 なんでも話してもらえる関係性になる

どれもする側の視点ですが、このルールを忘れてはいけない、と皆さんの会社の上司は(もしくは皆さんも)言われているはずです。

ちなみに、する側の目線で語られるのは、する側のほうが気を付けなければその時間が意味を持たなくなるからだと思います。

1on1との向き合い方

向き合ってみると奥深い

私自身は1on1をされる側でもあり、する側でもあるという立ち位置です。

1on1を受けてきて、そしてやってきた経験を踏まえて私なりの向き合い方を書いてみたいと思います。

※私が経験してきたチームは多くても10名弱というものです。
ですので、する側としては最大3名程度の方とやっていたという感じです。

1on1の意義は”心理的安全性の確保”

相談できるって安心ですよね

冒頭紹介した『ヤフーの1on1』を読んだ際に思ったことは、”1on1は心理的安全性の確保の仕組みとしてとってもいい取り組みだな”でした。

どんなに忙しくても困ったときに相談できる、駆け込むタイミングが用意されている安心感をつくる仕組み、ということです。

その思いは今でも変わっていません。

上司・先輩の立場としては、部下・後輩に対して定期的に向き合う時間を用意していることを自ら示すこと、これ自体が最も重要な行為であると思っています。

時には部下からすれば、今は話すことがない、というタイミングもあるかもしれません。

なので、私はいつも初めて1on1をやる際に5つのことを伝えています。

・1on1は受ける側の心理的安全性を確保するもの
・なので、月1回以上の頻度で時間をあらかじめ設定しよう
・話題に制限はないので、まずは業務の共有でももちろんOK
・その際に本人が特に悩みなどがなければ0分でも大丈夫
・ただし、月1回は先月どうだったかの振り返りをしよう

「0分でもいい」とは言っていますが、誰しも些細なことを含めて常に課題と向き合っていますので、実際に0分で終わることはほとんどありません。

経験上は30分程度は対話していることが多いです(時間が足りなくなることも多々あります)。

また、月1回の「先月の振り返り」を行うと、単なる業務の進捗共有からより本人の成長に向けた対話に発展することが多い印象です。

後輩へのフィードバックの時間としても活用

できる限り一人一人のことを考えて伝えたいです

対話の場としての目的からはちょっとずれますが、上半期・下半期といった節目には評定者でなくても私から見たGoodなところとMoreなところ(伸ばしていってほしいところ)を伝えるようにしています。

ちなみに昔はmoreなところではその方の弱みを伝えていたのですが、最近は強みを見つめてそこを伝えるようにしています。

心境が変化した理由は、強みを活かすことこそがキャリアを作ると気づいたからです。

もちろん人間性の部分で直したほうがいい癖などがあればそれは伝えますが、性格的なものであればそれはモノ(ヒト)の見方によって変化しますよね。

慎重な性格の方をあえて矯正しようとするのではなく、その緻密さと段取りの良さに目を向けたいなと思います。

そして、どうすればもっと強みを活かして輝いていけるか(楽しく働けるか)を一緒に考えられたらいいなと思っています。

また、そういったフィードバックを行う際には、私自身の仕事ぶりもフィードバックしてもらうようにお願いしています。

もちろん上司からは私も面談時にフィードバックをもらっています。
ですが、後輩や部下からもライトな場でフィードバックをもらうことで、普段の行動で直すべきところを気づければいいなと思っています。

受け手としての時間の使い方

上司と協力関係に(なれるといいな)

受ける側としては、単なる業務課題の相談よりも、上司の力を借りたい部分の相談と後輩育成で気づいたことを共有する時間に充てています。

上司の力を借りて動かす
部門横断で業務を行う際などは、要所要所でネゴシエーション(調整)が必要となります。私が今担当しているプロジェクトでは、IT部門、事務部門など数所管がまたがって一緒に業務を進めています。

業務進捗はミーティングの際に伝えていたとしても、個別に上司の力を借りたいタイミングが発生するため、1on1をすりあわせや相談をする時間として活用しています。

上司の代わりに目になる
一般的に役職が上がるにつれて視座が高くなり、また抱えるチームメンバーの人数も増えていくため、どうしても近くのことが見えにくくなる状況が起こります。

そのため、私が最も業務で深く関わっているチームメンバーに関しては、私のほうから気づいたことを上司に共有するようにしています(もちろん悩みがあれば相談します)。

おわりに

本当は会社としての取り組みも紹介しようと思っていたのですが、長くなってしまいました。

次回は1on1を流行りだからやろうぜ、で終わらせないように会社としてがんばっている工夫や仕組みについて、書けたらいいなと思っています。

次回の内容も見にきてくれたら嬉しいです…!

皆さんに1on1をやるうえでの発見と気づきがあれば幸いです。


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