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レジリエンスって、どうやって高めたらいいんだろう?

10年近く前から言われ始め、今では多くの人に浸透したレジリエンス。

聞いたことある人はいるかもしれないけど、それって一体なんなの?
どうしたら高められるのかについて書いていきます。

レジリエンスとは?
レジリエンス(resilience)とは、「回復力」「弾性(しなやかさ)」を意味する英単語です。「レジリエントな」と形容される人物は、困難な問題、危機的な状況、ストレスといった要素に遭遇しても、すぐに立ち直ることができます。もともとは物体の弾性を表す言葉ですが、それが心の回復力(精神的な強さの指標の一つ)を説明するものとして使われるようになりました。

リクルート「レジリエンスとは」より

ストレスで心を疲弊した人が増えました。ひどくなると鬱になって引きこもってしまったり、心が折れて自殺する人もいるそうです。
だから今、ストレスをしなやかに受け流したりコントロールできるように、レジリエンスを高めることの重要性が言われています。

職場では3つの問題からストレスを抱えるケースが多いです。
・人間関係の問題(職場・プライベートに関わらず)
・仕事の質の問題(緊張を伴う仕事など)
・仕事の量の問題(自分の能力を超えた仕事量)

また将来に対する不安からくるストレスもあります。

ストレスに弱い方や回復が遅い方は、脳内で2つのことが起こっていることが多いです。
1つ目は、「反芻現象」ということ。
失敗した時の出来事やその時の感情が、脳内で今起こっているかのように何度も繰り返される。それがさらなるストレスを作ってしまいます。
2つ目は、思い込みです。
事実ではなく、頭の中で勝手に想像して、人に対して怒りを覚えたり自分を責めたりしていませんか?

1つ目の対処としては、考えないようにしようとか、感情を抑えようとする人がいますが、それは逆効果です。
対処としては、主に体を動かすことをオススメします。体と心はつながっています。体を動かすことで余計なことを考えにくくなるだけでなく、不安を軽減するセロトニンの活性を促す効果もあります。
人はスキップしながら落ち込むことはできないように、脳が行動と感情を結びつけて考える癖を活かせると簡単に鬱になれません。

運動する気力がない人は、ゲームをする、好きな動画を見るなど没頭できることをしましょう。
動きたくない人は、単に風呂に入る、寝るなどでも構いません。
紙に感情や出来事を書き出して客観的に見るということも効果があると言われます。

2つ目の対処としては、3つの対処法があります。「追放」「受容」「学習」
「追放」に関しては、1つ目と被るのですが、体を動かしたりして考えなようにする。紙に書いて吐き出す。事実か思い込みかを振り分けて客観的に見ます。

「受容」に関しては、ストレスを抱えていることも含めて受け入れる。その上で他人の助けを借りることが早道です。仕事であれば力を借りる。力を借りれなくても人に話し相談するだけでもストレスは軽減します。身近に話せる人がいない場合は、精神科医やカウンセラーを受けてもいいと思います。人に相談するには、まず受容できていないとできないものです。

「学習」に関しては、自分がどのような状況でストレスを受けやすいかを記録して、今後同じことが起こった時の対象法を考えておくことです。

そして次にレジリエンスを高めるためには、2つのことをオススメします。
1つ目は、単純に良いことをする。2つ目は耐えられるストレスレベルの挑戦をすることです。

1つ目に関しては、落ちてるゴミを拾う。誰かの力になる(ボランティアに参加するでもOKです)。ただ人を励ますでも効果があると言われます。
自分が役に立つ存在であるという自覚が、自信につながるのでしょうね。

2つ目は、仕事でかかる時間を記録して、次回は1分でも縮める。非日常を実践する。特に行ったことないところに旅するのはオススメです。(旅行に何かしらトラブルはつきもの)。上手くいかなくても、挑戦したこと・実行したことが自信につながります。
挑戦する中で自分の強みを知れたら、自信を強化することができます。

参考なれば幸いです。



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