やばいやろ

『飛ぶが如く』(司馬遼太郎)という小説を読んでいる。明治維新期の西郷隆盛を描いた小説だ。物語の最初はパリから始まる。国を代表して派遣された男が、どうしてもトイレに行きたいんだが、汽車の中にトイレがなくて困っているというシーンから始まる。

この人は日本の警察を作った人らしい。初代警視総監らしい。

やばいやろ。

どうしても我慢ならなかったので、誰もいないところでそっと新聞紙に用をたして、そっと汽車の外へ投げ捨てたらしい。

そしたらそれがたまたま駅の近くで、排泄物が入った新聞紙のくるみがフランス人の駅員にクリティカルヒットしたらしい。

やばいやろ。

新聞に漢字とひらがなが書いてあったので、日本人だと特定されたらしい。初代警視総監的な人がパリに行って自分の排泄物を包んだ新聞紙を駅員にぶつけてしまうところから始まる物語。

やばいやろ。

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