スクリーンショット_2018-10-15_19

-DAY 133 September 21 FRI-

-DAY 133 September 21 FRI-
Chico California to Berry Creek
.
人生に一度は”ヒッチハイクの旅”をお勧めしたい。
.
アメリカでのハイキングを始めてから、トレイルから街に行く時などによくヒッチハイクをすることがある。
.
暑い中、寒い中と、止まってくれる人の優しさにとても感動する。
.
今回ワシントン区間を歩き終え、トータルで2050マイル歩いた僕は残りの600マイルを歩く為、Jumpしたノースカリフォルニアに戻っていた。
.
Chicoという街からトレイルまで車で2時間以上かかる街に滞在し、そこから食料の調達等準備を済ませて一泊し、お昼出発を目指した。
.
ヒッチハイク開始15分ほどで、若いヒッピーぽいドレッドヘアーのお兄さんに乗せてもらい目的地50マイルほど手前まで送ってもらい引き続きヒッチハイク開始。
.
少々遠い場所にヒッチハイクで行くのなら、1発で行くのは難しく、次の車が捕まりやすい場所まで連れていってもらい目的地まで繋いでいく。
.
まだまだ目的地までは遠く、あと数回ヒッチする必要がありそうだけど夕方になって来たしなと考えを巡らせていたところに3度目は若干強面のおじさんが乗せてくれた。
.
目的地を言うと、まさかのそこまでの道は先日の土砂崩れで封鎖されていて通ることができないとのこと。
.
一瞬戸惑ったが、『🧔🏻迂回路に近い場所に連れて行ってもらえればそこからまたヒッチしていくよ!』と答えると
.
『👨🏼今日は家に泊まっていきなさい。』とまだ自己紹介せず乗車して3分ほどでそのおじさんの家に泊まることを勧められた。
.
『🧔🏻え?』となった。いやもちろん、そうなるのが普通だとも思う。
.
だってまだ出会って3分は見ず知らずすぎる😂むしろ僕が怪しい人ではなく逆におじさんを怪しい目で見てしまい強面顔がさらに怖くも見えた。笑
.
けれども、怪しさは一切なくむしろ温かさすら感じるほどウェルカムだった。
.
『🧔🏻もし、お邪魔にならなければ泊まってもいいですか?』と一応礼儀としてお伺いは立てた。
.
次の瞬間、かけていた音楽をMAXにし『👨🏼オフコース!フォーーーー!!!🕺🏻🕺🏻🕺🏻』と言いながら運転を楽しみだした強面のおじさん。名前はライリーという。
.
家に到着したら『👨🏼友達が来たよー!』と奥さんを呼ばれ、もう友達として紹介される!
.
未体験すぎる文化に消化が追いつかないけれども、とにかくウエルカムしてもらえることにとても嬉しく思えた。
.
2人いる息子さんたちは今家を離れ、大学の近くに住んでいるらしく最近田舎暮らしを始めたそう。
.
庭?敷地?はとても広く、野菜にぶどうにと色々と育てられている。
.
なかでも一番驚いたのはトレーラーハウスの大きさだった。
,
今まで何度か道路を走っているのは見たことがあったけども、実際中に入ったのは初めてでとても興奮していると
.
『👨🏼そんなに好きなら今日はトレーラーに泊まってもいいぞ!』
.
『🧔🏻え?いいんですか?じゃあそうします!』
.
となり、憧れていたトレーラーに宿泊することに。
.


動物がとにかく多く、大型犬のワンちゃん・鶏8匹・孔雀が2匹・フェレット(イタチ科)が2匹とほぼ小さい動物園のような感じだった。
.
そして夕食の時間になり、色々と話しているなかで
.
『🧔🏻そういえばたまにこうしてヒッチハイクの人を連れて来たりしてるんですか?』と聞くと
.
『👨🏼いや、初めてだよ!』
.
『🧔🏻え?そうなの?じゃあヒッチハイクしてる人はよく乗せるの?』と聞くと
.
『👨🏼あまり乗せないかな!』
.
『🧑🏼珍しいと思ったわ!』と奥さんのイボーンも笑いながらいう。
.
『🧔🏻え?じゃあなんで僕を連れてきてくれたの?』と混乱しながらも聞くと
.
『👨🏼何かJunkiからは違うものを感じたからだよ!絶対仲良くなれるってね。あともう2日くらい泊まっていきなよ!』
.
その時、自分には状況があまりにも幸せすぎて”ありがとう!”としか言葉が出て来なかった。
.
次の日は近くにある地元の人しか知らない絶景スポットに連れていってもらい、なんと迂回路を通りそのまま2時間もかけてトレイルヘッドまでイボーンが連れて行ってくれた。
.
僕は今”ありがとう”という言葉しか持ってなくて、お礼はすぐにできないけども
必ずこの家族の為に僕自身ができる最大限の恩返しを将来したいと心の中で誓った。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?