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毒吐く女の独白

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鼻水をどうするか問題

何を隠そう鼻水がよく出る。 袖口で拭くのが許されるなら、あっという間にテカテカにする自信があるくらい、よく出る。 私はアレルギー性鼻炎を持っているので、花粉の時期に限らず常時クシャミ鼻水問題を抱えているのだ。 最近は、グルテンを控えたり良いサプリ等のお陰で薬を飲まなくてもだいぶ改善されてきた。(ような気がする) だが、出て欲しくない時に限ってヤツは顔を出す。 出て欲しくない時 それは… 満員電車とネイルサロン 両腕が動かせないくらいギュウギュウに押し込まれ、自分の

ケツ合わせの人生

振り返れば「ケツ合わせ」の人生だ。 ケツ合わせと言っても、自分の尻を丸出しにして人になすり付けにいっているわけでない。 そういう趣味は無い。 「ケツ」とはもちろんお尻のことだ。 このとてつもなく品が無い言い方は私のせいではない。 前職の業界用語である。 TV、映画、音楽などをはじめとする芸能全般で「ケツ」は多用される。 「ケツ延ばせますか?」 →終わり時間の時間延ばせますか? 「ケツにもう1本入りました」 →この仕事の終了後に別な仕事が入りました 「今日はケツが無

シンガポールで大海を知る

荷造りで白目を剥いたものの、無事にシンガポールに視察団の一員として行ってきた。 誕生日も無事にシンガポールで迎え、視察団のみなさんにも祝ってもらった。 視察の内容は公に言えることと言えないことがあって面倒くさいので、ここでは書かないし写真も載せない(笑) ただ、ハードスケジュールなだけあって、非常に有意義で素晴らしい視察と意見交換ができた。 それはそうと、4年振りの海の外。 テンション上がりまくり×1000で、全身全霊で滞在を楽しめた。 ご飯も全部美味しかったし、美味しく

荷造りで白目剥く

明日から久しぶりに海外に行く。 行き先はシンガポール🇸🇬 幼稚園〜大学まで教育機関を視察するのだ。 仕事とは言え、楽しみだ。 しかもシンガポールは初めてだし。 コロナ禍以前は毎年最低1〜2回は国外逃亡(言い方…w)していた。 それが2019年のロサンゼルスを最後に、もうかれこれ4年も日本から出ていない。 ぬぉ〜!我慢ならん! 今年は何がなんでも絶対に海外に行きたい! しかもコロナ中に超贅沢三昧して金欠だから、できる限りお金を掛けずに(笑) と、思っていら有難いこと

駅のホームでふと思う

私の名前は「じゅんこ」だ。 漢字で書くと「順子」。 長年、場末のスナックにありそうな名前でちょっとやだな…と思っていた。 また、この「順子」という漢字もスナック感が溢れまくっている。 あと全然洒落てない。 もっとかわいい名前が良かったなー、って子供心にいつも思っていた。 長渕剛の昔の曲にも「順子」というタイトルがあり、なんだか失恋した男の未練タラタラな女々しい歌詞であんまり好きじゃない。 そもそも追いかけられると逃げたくなる性質なので、執拗にアプローチされたり未練がまし

ままならぬ、、やさぐれる

ここ数日、私はやさぐれていた。 なんでやさぐれているかは、公には言えない。 なぜ言えないかというと、自分のことではないからだ。 そして、かなりセンシティブな問題だからだ。 自分のことじゃないのに、今の私の役割として不可抗力的に巻き込まれた。 で、どのくらい私がやさぐれているかと言うと、先週末の土日の2日間は1歩も家を出ていない。 出る気にもならないくらいやさぐれている。 なんならトイレと冷蔵庫に行く以外、ソファから立ち上がってもいない。 ひたすらアイスとお菓子を食べな

ロンドンで片腹痛い⑧

前回のお話はこちら。→⑦ 研修旅行出発はこちら。→① 6日間なんて言うのはあっという間で、帰国の日を迎えた。 大小のトラブルを潜り抜け、なんとか皆無事?に過ごすことが出来た。 あとは全員何事もなく、日本の地を踏めるかだ。 学生達は名残惜しそうだった。 そりゃそうだろう、絶対楽しかったに違いない。 忘れ物が無いようにと重々注意をし、空港に向かう。 バスの中で早速、アホ学生が声を上げる。 「先生~、スマホがない。」 はい、きた。 すぐさま、旅行会社の青山さんに電話。

ロンドンで片腹痛い⑦

前回までのお話はこちら。→⑥ ロンドン研修中、学生から解放されてフリーの時間がちょこちょこあった。 そういう時間に1人になって街歩きをするのがとても楽しい。 前出だが、スーツの街"savirurou"に行ってショウウィンドウを眺めたり、 街角で売られているカップケーキを買って教会の入り口の階段に座って食べたり、 ナショナルギャラリーで名画を堪能したり、 流行りのオーガニックレストランに行ってみたり、 あ、もちろんビールやワインを飲んだり。 そんな中、折角ロンド

ロンドンで片腹痛い⑥

前回までのお話はこちら。→ ① ② ③ ④ ⑤ ロンドン研修旅行で私が最もやりたかったことは現地学生との交流だ。 ハリーポッターの映画で使用されたセットを見に行くとか、 BBCのスタジオを見学するだとか、 本場のミュージカルを観るだとか、 大英博物館やナショナルギャラリーに行くとか、 シェイクスピアのゆかりの地を訪れるだとか、 勿論それらも素晴らしいし実際やったのだけれど、やはり人と触れ合わせたいし、言葉とか文化の違いとか、そういうのをダイレクトに感

ロンドンで片腹痛い⑤

前回のお話はこちら。→④ リクルートスーツに真っ赤なスニーカーの学生と私は革靴を求めてロンドンの街に飛び出した。 とにかく時間がない。 ディナークルーズ船の出航までは、あと45分。 クルーズ船のスタッフによれば、この周辺には靴屋がいくつかあると言う。 パブの場所なら事前にいくつもチェックしていたけど、靴屋はノーマークだったので、とりあえずお店が沢山ありそうな通りへ向かった。 果たして靴屋はあるのか…… あった。 しかも数軒あった。 あったけれども… これは…

ロンドンで片腹痛い④

前回までのお話はこちら。③ ここへ来てロンドン研修のメンツをざっくり書いておこうと思う。 (某大手旅行代理店) 【青山】(女性)見た目はふんわり系だが敏腕。 【紺野】(男性)優しさで溢れているオネエ系おじさん。 【藍沢】(女性)肝っ玉母さんのようなチャキチャキ系。 (学校チーム) 【愉快でアホな可愛い学生たち140人】 【I先生】(男性)生真面目でしっかり者だけどちょっと気が小さい。 【M先生】(男性)目指すは高田純次と豪語する陽気ないいかげん男。 【S先生】(男性)私

ロンドンで片腹痛い③

前回のお話 ヒースロー空港でバスに乗り込んだ私は既に満身創痍だった。 成田を経ってからの24時間…これまでの道のりが壮絶すぎる。 ロンドンてこんなに来るの大変だったかな⁈ バスのドライバーはボブという、いかにもな名前の太っちょ男性で、鼻唄を歌いながらご機嫌に運転している。 疲れ切っていた私はバスの乗車点呼も「いない人いるかーい?」という雑さだ。 見かねた添乗員さんが丁寧に点呼を取ってくれ、「先生少し寝て下さい」と言ってくれた。 窓の外をぼんやり眺めながら、約24時間

ロンドンで片腹痛い②

①の続き。 (↑①からどうぞ) パスポートを無くした学生と唯一の頼りだった添乗員さんを残して、学生49人と私はロンドンヒースロー空港に向けてアブダビを後にした。 アブダビからヒースローまでは約8時間のフライト。 帰国する事になった学生の心中と、これから先の旅のトラブルを案じ、暗澹たる思いになりながら、深いため息をついてまずはワインを飲んだ。 (何はともあれとりあえずお酒に走る我…) 呑気な学生達はCAさんに「beef or chicken?」と聞かれて、元気良く「me

ロンドンで片腹痛い①

私は専門学校の教員だ。 研修旅行の引率で、ロンドンに学生を140人連れて行った事がある。 海外に行くことは余程慣れていない限り、かなりのエネルギーを要する。 そこへきて140人もの(かろうじて)人間を連れて行くとなると相当だ。 正直に言うと、クソほど非常に大変だった。 そして、クソほど大変に面白かった。(言葉遣い・・w)。 そもそも、任意参加の研修旅行にこんなに人数が集まるとは思いもよらなかった。 まず、旅費が学生にしては高額だし、その頃欧州ではテロが頻発していたので、