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てとてとてと 手

子どもが小さい頃に友人からもらった絵本があります。

『てとてとてと て』
福音館書店 作・絵 浜田桂子 

https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=1119


今、絶賛断捨離中ですが、この本はキープです。
(本の断捨離は時間がかかります。中だるみもありましたが、あと1週間で終わらせる!と宣言。終わりを決めないと終わらない・・・涙)


子どもよりも、わたしの方がこの絵本が好きで何度も読んだ本です。(福音館書店さん大好き♡)

手拍子をすれば手は楽器となり、身ぶり手ぶりは手話となって手をもって話すことができるし、点字をとおして手で読むことができる手。手は楽器、手で話す、手で読む、手のもつ多様な世界を描きます。また不安なときや悲しいとき、手を握ってもらうと心が落ち着きます。自分に寄りそってくれているという安心感を覚えるのだと思います。手で遊ぶ世界から、手がもっている心の世界までを楽しく描いた科学絵本です。

福音館書店HPより

 て てって すごいなあ。

 もしかしたら
 ては
 こころが
 でたり はいったり
 するところ
 なのかもしれない。


という言葉で本は終わります。
一番こころに響く部分です。


本当に手からは、不思議な力が出るということで、ハンドパワー、ゴッドハンド(神の手)などの言葉もあります。
レイキという臼井甕男(ウスイミカオ)氏が始められたヒーリング法も、手を使います。



ヨガでは、Mudra ムドラ、ハンドムドラ というのがあります。
日本語では、「印」と言うそうです。印を結ぶ、と。

印を結ぶ
仏、菩薩等の悟りの内容真言行者が観念する時、その表徴として、手指をいろいろの形に組む。印を作る。

コトバンクより

今でも、「お願い!」とする時に手のひらを合わせたり、忍者が消える時に手で形を作ってドロンとしていたし(?)、ムドラ/印は、古くから日本でも馴染み深かったようです。


ハンドムドラとはー

手の指には、自然界にある5つのエレメント(要素)に呼応する性質があると考えられていて、手で、「ある形」を作ることで、

身体の流れを良くする
消化力を助ける
気持ちを落ち着かせる
気分も上げる
集中力を高める

などなど・・・身体を動かすヨガと同じように、心身を調整することができると言われています。ヨガのポーズ同様、たくさんの形があります。

デトックス中におすすめのムドラがあったり、気持ちを落ち着かせたい時にはこれ、身体の流れを良くするにはこれ・・・といったように、目的によって使い分けられます。

今日は、ここ何年か継続してプライベートレッスンを受けてくださる方とのレッスン日だったので、その一つをご紹介しました。

気温も下がってくるこの時期、睡眠の質や冷えが気になり始める頃でしょうか。バランスを整えるために、と思って選んだのがこのムドラ。


名前:Dharma Chakra Mudra ダルマ チャクラ ムドラ
効果:体全体のバランスを整える。

やり方はー

① 親指と人差し指で輪っかを作ります。両手とも。
 他の3本の指は伸ばします。
 指でメガネを作るみたいに。笑
② 左手をみぞおち前に持ってきて、輪っかを上向きにします。
 手にひらが上を向く感じ。
③ 右手は、手のひらを下に向けて、左手の輪っかと右手の輪っかの先っぽ(親指•人差し指の先端)同士を合わせます。(輪っかは重ならない)

左右の指の輪っか(指先)をくっつけることで頭がいっぱいだと、他の3本の指のことを忘れがちなので、残りの3本をしっかりと伸ばすことも忘れずに。

この形をする時は、背骨を伸ばしておいた方が良いので、座って落ち着いている状態が良いかと思います。(1回5〜10分くらい)

わたしの場合、

気持ちが落ち着いてくる
呼吸がしやすくなる
お腹がぽーっと温かくなる
姿勢が良くなる

を感じます。
たぶん、その時の体調によって感じ方が変わると思いますが。


なんでも即効性がないと、諦めたくなりがちですが、これも昔からの知恵、きっと意味があると思います。


手は、こころの出入り口だけではなく、わたしたちを生かしているエネルギーの出入り口、なのかもしれない、ですね。


※プライベートヨガレッスン承ります※


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