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ホーチミンの旅

 2月中旬友人のいるホーチミンに5日間行って来ました。コロナの緊急宣言が出る前、ベトナムでは日本人入国者が隔離措置を取られる前の滑り込みセーフでした。今の一変したwithコロナの世界状況を思えば、ベトナムの友人が危険地域東京に住む私を受け入れてくれて滞在できたことの幸せを思おう。

 ホーチミンの空港につくと日本とは違う気候。熱い空気!機内ではSARSの時に購入しておいた(今頃役立つとは!)医療用N95マスクをつけていたけれど、空港では普通のマスクに付け替えて、夏のような気候に服の袖をまくり、緊張して迎えの車を待ちました。電子掲示板の広告は日本の薬品メーカーの湿布。その掲示板の下を待ち合わせ場所にして彼女に再会。彼女の笑顔が私の緊張を解いてくれた。


 彼女との出会いは2002年のフランス滞在時、現地の語学学校にて。それからもう20年近くの交流となる。その間、彼女のいるフランスへ二度訪問が果たせた。昨年の5月彼女のお誘いに経済的には無理していったのだが、今このような状況になり本当に行ってよかったと思う。チャンスが来た時にそのチャンスをいかせるかどうか、その時の意思次第。

彼女が私によくしてくれるのは、フランス滞在中に私が彼女のベトナム訛りのアクセントでゆっくりしか話せないのにじっくりと付き合って、他の海外の友人たちの輪に彼女を誘ってきたからだと思う。有能な弁護士のドイツ人は彼女の話にしびれを切らし、私になんて言っているのか通訳してくれとよく頼まれたものだ。私がベトナム語を話せるわけでもなく、アジア人としての親近感が私と彼女をつないでいたように思う。

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 ホーチミンはフランスの植民地であったときの名残が首都ハノイよりもよく残っている。建物もフランスのようだし、シックなレストランなどはフランスの建物を思わせる。

 経済もだいぶ伸びていて、日本の戦後の状況のような感覚を彷彿とさせる。日本の景気が悪くデフレが続いているせいで、ホーチミンの物価と日本の物価は近づいてきているのではなだろうか。 私立の教育費用などは、日本よりも2倍以上高いそうだ。外資のものが日本よりも高く現地本来のものの価格などは日本より少し安い半分程度のものもある。


 今回楽しみにしていたのは、お米の国であるアジアの食文化を堪能すること。まずは彼女の作ったフォーをいただき、大変美味しかった。ベトナムコーヒーも手間がかかるのに毎日入れてくれた。感謝。ありがとう。

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日本にはない、ベトナムの香草が食欲を誘う。特に暑い日は格別だ。お米文化なので日本人の口にもとても合う。毎日ベトナムフードでも飽きないのはフランス滞在とは違う点。


メコン川クルーズや、市内観光、そして戦争の跡地見学、戦争資料館と、ベトナムの「明と暗」両方を見てきたつもりだ。それはまた別の機会に書くことができればと思う。



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