「みんな、オモテばかりになったらいいのに」
ドラマ『MIU404』でふっと出てきた台詞が
ずっと心に刺さって取れません。

人間はたいていウラとオモテがあって
騙されたり駆け引きしたりする。
そんなの、人間全員がウラ側もオモテに
ダダモレさせれば、犯罪や事件は
無くなるんじゃないか…。

機動捜査隊長・麻生久美子の幼い息子が
家庭の食卓で思わず洩らす台詞でした。

ああ、そうですよね、どうして
人間ってウラとオモテがあるんだろう？
ウラも「オモテ」にダダモレさせれば、
詐欺とか事件とかがなくなるかも？

51歳のおじさんがマジメなトーンで
話すのは、ちょっと痛い話かしら(笑)？

でも、まわりを見回すと、
みんなウラ側があって、その人の核心が
よく見えませんね。

些事でもよく誉めてくれる上司がいる。
でもその褒め方がやけにビジネスライクだ。
この人、心の奥ではそんなに
誉めてないんじゃないかしら、
サイコな人なんじゃないか？
と秘かに思ってしまう。

別にそれで私に実害がある訳でもないから、
大丈夫なんですが、無理にスタッフを
誉めまくってる人の裏側を観たくなる。

私はどうだろうか？
思ってないことは口にしないけど、
周りに比べると、私はいい子ぶって
雑談して相手に笑ってもらおうとする。
そんな時に、サービストークには
一切乗ってこない、クールな表情で
射るような目で私を見る人がいる…。
ドキっとする。全部バレてる？と怖くなる。
浅はかに場を盛り上げてる私はピエロだ。

うん？なんだか、ドラマ『MIU』の台詞の
趣旨とはズレてしまいましたね。

人はなんでウラオモテがあるんだろう？
なんらかの合理的な理由があるのかな？

内心、私はもう会社の仕事では、
生き甲斐を見出だすツモリはない。
読書とnoteと週イチの焼肉で人生を
楽しもうと考えている。
ぶっちゃけ、仕事は最低限なラインで
やっていくつもりです。
でも、それを会社の人には隠してます。
さすがに会社の上司にも後輩にも
漏らさない方がいいかな？と…。
これはこれで『ウラ側』なんだろうか？

みんな、ちょっとずつ価値観が違うから、
何でも公表してたら、仲違いになるかな？
人生、意外と面倒くさいなあ(笑)。

やれやれ、そんなのも引っくるめて
ウラもオモテにダダモレさせたら
どうなるでしょうか？

考えたら、親兄弟でも、それは口にしたら
ダメだな…って話？考え？はあるなあ。

ビジネス誉めまくり上司も、
たとえ、その言葉が嘘っぽくても、
その『演技』を含めて、
人間味を味わってみたらいいのかな？

『MIU404』の台詞は、犯罪や事件をなくす
ためを思ったシリアスな言葉だったのに、
まだ私はよく消化できてないらしい(笑)。