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【配送問題】本はすべて誰かによって運ばれている!

なぜ、Amazonは一人勝ちするのか?

それが一言で言えたら、みんな
マネするのでしょうけど、
従来型のリアル書店が
Amazonの大躍進に敵わない
理由がいくつかあります。

在庫の豊富さもさておき、
配送費が
宅配業者と組んで、
圧倒的な値下げ状態で
配送できているからです。

本は「全国同日発売」という
正直、不可能なことを、
いかにも出来ている体で
これまで出版社も取次店も書店も
秘密のように守ってきました。

配送費、輸送費のことです。

印刷所は大抵、首都圏で
刷っていますから
沖縄や北海道、山陰、九州は
相当に無茶な日程で
運んでもらって、どうにか
「同日発売」が実現されてる風に
取り繕って来ました。

とはいえ、上記に挙げた地域は
やはりチラシが書いてる日にちに
本屋に並んでいないですよね。

本当は地方にも印刷所ができて、
データだけ首都圏から飛ばせば、
各所で印刷が出来て
遅配が起きなくなるのでは?
とも思うのですが。

本を専門に扱う配送会社がありますが、
どうも雑誌や本がこんなに低迷してると、
運ぶ量が減り、
ひいてはトラックの荷台は
半分ガラガラで、
でも石油代は同じくかかってしまう。

つまり、1冊の本を運ぶ輸送代が
高くつくようになるんです。
でも、それで本の値段を
高くするわけにはいかない
…との忖度から、
取次業と配送業が
それを肩代わりしてる…。
それで苦境しています。

でも、そこをAmazonは、
宅配業者と提携して
安い値段で運んでくれるシステムを
ささっと作ってしまいました。
合理的なAmazon。

様々な業者・問屋・配送業の
しがらみで、既存のシステムから
抜けられない古い日本型ビジネス。

ここにも、Amazonのすごさが
垣間見えます。

正直、このままでは、
どう考えても、
古いシステムの出版社と
取次(問屋)と書店と配送業では、
合理的なAmazonに勝てません。

いつか、日本の町や街から
書店がすべて亡くなる日を
皆さんはご想像できますか?

そんなことにならない為に
一般人ができることは、
なるべくリアル書店を
使うということでしょうか。

それから、note上のバナーは、
Amazon以外にも、
楽天ブックや紀伊国屋書店や
丸善ジュンク堂のhontoなども
取り交ぜて利用するというのは
いかがでしょうか?

いや、これはあくまで
ネット書店内部の話かあ。汗。
これだけでは、巨人amazonには
まだまだ勝てませんねえ。

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