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【差別】ウーピー・ゴールドバーグ発言を聞いて…

今から書くのは、
非常にデリケートなことですが。

最近、アメリカの女優
ウーピー・ゴールドバーグが
テレビ番組で、
ユダヤ人問題について
怒りや反感を買う差別的な
発言をしたらしい。
すでに謝罪しているそうですが。

黒人として、
おそらく数多の差別や侮辱に
苦しんできたはずの
ウーピー・ゴールドバーグが
ユダヤ人差別は
白人同士でやったことにすぎない、
と発言したんだそう。

そんな、そんなおかしな発言を
あの、抜群なコメディ感覚、
頭脳明晰で、聡明さを感じさせる
ウーピー・ゴールドバーグさんが
言ったりする?
んな訳ないでしょ?と
私は言いたくなりました。

でも、もう一人の私は、
黒人白人の間に生まれる差別に
長年苦しんできた女優には、
自分の背景ゆえ、
ユダヤ人差別はそう見えて
いたのかもしれない、、、
そう言うのです。

これは視点の偏りの
せいなのかもしれない。
いわゆるバイアスですね。

差別に苦しむ人同士は
お互い思いやりたい、というのは、
タテマエかもしれないなあ。
 
まさか、
ウーピー・ゴールドバーグが
そんなユダヤ人発言をする
なんて、、、、。

驚きがあまりに大き過ぎて、
筆を取りました。
かなりリスキーな話題ですが。

ところで、
私はメンタル疾患だ。
そのことでは悔しいことは
いっぱいある。
まだ周りの理解が
ぜんぜん、理想には
追いついていない。
周囲の「健康な」人には
時々、腹も立ってしまう。

だから、ふだんは、
自分と同じメンタル疾患の人が
何かで差別や侮辱にあっていたら
チカラになりたい。
助けになりたい。
そう思っています。

でも、今回の
ウーピー・ゴールドバーグの
発言を読めば、
私がまた誰かを、
簡単に差別したり侮辱したりする
可能性は多々ある、
ということですね。

何かについて
差別を反対する人間が
簡単に、誰かを差別し、
傷つけるってことが
有り得るってことですね。

そういえば、
戦前の日本では、
部落差別が酷かった。
それに憤り、
部落差別は良くない、
止めましょうと、
ある有名な人権活動家が
全国を演説で回ってました。
たしか、水平社の人だった。
あれ、ちょっと名前が出てこない。

その活動家は
毎晩、演説先の部落の
誰かの晩ご飯に招かれました。

ところが、
その人権活動家は
マイ食器を持っていて、
料理はそれによそってもらった。
つまり、部落の人の家の
食器では食べられなかったのです。

人権活動家が
全国を演説してまわりながら、
自ら、部落民の食器は
使えなかった、とは
なんとも皮肉な、、、。

差別しないはずの人が
実は何かの拍子で
同じように苦しんでる誰かを
差別してしまう。

こういうことがママある?

だめだあ、この深いはずの中身は
私レベルでは、
上手くまとめる言葉が
出てきません。

ここまで読んでくれた方々、
ごめんなさい。

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