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映画『ファーザー』のアンソニー・ホプキンスがやっぱりすごい

先日のアカデミー賞では、アンソニー・ホプキンスがみごと主演男優賞を受賞しました。

その作品『ファーザー』がいよいよ公開されました。
東京だとなかなか劇場も開いてない中ですが、無事公開してくれました。

とっても素晴らしかったので、今回は『ファーザー』を簡単に紹介したいと思います!


アカデミー賞での出来事

まずは注目ポイントとしてそもそもアカデミー賞での出来事があります。
大本命のチャドウィック・ボーズマンの受賞を見越したアカデミー賞側の演出がアンソニー・ホプキンスの受賞によって、とんでもない空気になりました笑

この珍騒動は以前にnoteに書きましたので参考にぜひ。


大本命を覆しての受賞

大本命だったチャドウィック・ボーズマンの受賞が、前提とされていた雰囲気すらありましたが、結果受賞したのはアンソニー・ホプキンス。
それだけに、その時点ではまだ鑑賞できていなかった日本の映画ファンにとっては、「これはかなり期待できるのでは!?」ということに。

その期待を持って鑑賞しましたが、アンソニー・ホプキンスの演技に注目していたのもあって、改めてその凄さを感じることとなりました。

個人的にも、主演男優賞の受賞は納得の演技でした。


映画『ファーザー』

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2020年 イギリス 97分
監督・原作:フローリアン・ゼレール
出演:オリヴィア・コールマン、アンソニー・ホプキンス、ルーファス・シーウェル、イモージェン・プーツ

<あらすじ>
ロンドンでひとり暮らしをし、最近記憶が曖昧になってきている父アンソニーを心配する娘のアンは、介護人をつけようするが頑固な父はなかなか受け入れない。
ある日、アンソニーはリビングでくつろぐ見知らぬ男性から自分はアンの夫でずっとここに一緒に住んでいると言われる…
彼は誰なのか、誰の言っていることが本当なのか。


この映画の見どころ

この映画のすごいところは、まずその設定です。
認知症である主人公アンソニーの視点に立って話が進むことにことによって、ミステリーになるんです。

同じ人物が違うこと言ったり、初めて聞くことに何回も言われているかのように振る舞われたりする…
この設定が非常に面白い!

「現実と幻想」この間を彷徨う主人公をアンソニー・ホプキンスが本当に老練の演技で見せていくんです。
こういうのはやっぱりしっかり腕のあるベテランでないと表現できないと思います。

[ポイント]
・認知症側の視点に立つことでミステリーになる
・現実と幻想の境を演じるアンソニー・ホプキンスの演技


インスタでも紹介

インスタでもいろいろなおすすめ映画を「#今日のおすすめ映画」として紹介していまして、単体の作品はこちらの方が割とタイムリーに掲載しています。


アンソニー・ホプキンスのインスタでは、主演男優賞受賞のコメントが見れます!


最後に

アカデミー賞の主演男優賞ではすったもんだあったので注目していた『ファーザー』が期待通りに素晴らしくて本当に良かったです。

コロナ禍ではありますが、感染予防対策を万全にしてクラスターの出ていない映画館でひと言もしゃべらずにひっそり鑑賞できるようあればぜひ。

作品としてはとてもおすすめです。


最後までありがとうございます。


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