ファンが作った実写版『風の谷のナウシカ』
なんとあの『風の谷のナウシカ』の実写版が制作!
というすごいニュースを見たと思って驚いたら、どうやらブラジルのファンが有志で自主制作したのだとか。
とはいえ『風の谷のナウシカ』を実写で作るなんですごい。
7年間もの歳月をかけ多くのプロフェッショナルの無償の手助けによって完成された本作。
スペインのシッチェス・カタロニア国際映画祭など海外の映画祭でも高い評価を受けたのだとか。
そんな本編を早速どうぞ。
タイトルは、『WIND PRINCESS』(風の姫)。
腐海を探索するナウシカが王蟲に出会うところを描いています。
監督はブラジル人のクリス・テックス。
ナウシカ役はブラジル人女優のジェシカ・フレイタグ。
監督のテックスは、日本のアニメが好きで14歳の時に観た『千と千尋の物語』に衝撃を受け、そこから宮崎作品を掘り下げて『ナウシカ』に辿り着いたそう。
そしてファンムービーとして本作の制作に動き出した。
スタジオジブリにもコンタクトを取り、正式に許諾を求めた。
得られた回答は、「原案はテックスさんに帰属せず、非営利であること。」
それは彼にとって充分な回答だった。
本編の冒頭にはファンムービーであり、非営利であることが謳われている。
そして、予告編がこちらです。
監督のテックスさんのコメントや撮影風景も入ってるので予告編なんですが本編より後に見た方がいいのでこの順番で。
なかなか人の良さそうな青年でしたね。
最後に
映画自体は、昔のチェコ映画みたいに手作り感溢れるトリック映像という感じで、ハリウッドの実写なのか区別つかないCGに慣れきってしまっている今からするとふた昔前くらいのこの質感が懐かしさもあり、逆に良かったです。
ファンが想いだけで作った作品で、公式も認めてあげていて、映画祭にも出品できて、いい話。
それがこの度YouTubeで無料公開となったので、広まったらいいなと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?