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銀魂 THE FINAL 感想

銀魂の映画を観に行ったのですが、良かった…。面白かったです。2回観に行きましたし…。

だから感想を述べたいです!ネタバレはあるし、中身があるとは言えませんが悲しいことに語る相手がいなくて!

まず、今回の映画は前提として「銀魂好き」に向けて作られたもので、まったく知らない人や少ししか観たことない人には刺さらない内容だと思います。アニメや漫画を追ってきた人たちにとっては感慨深いものだと思います。

銀魂はギャグとしての側面が強いように感じますが、僕は長篇のシリアス展開も好きで、長篇で出された“問い”に対する“答え”が日常のギャグ回に出てきている流れがすごく好きなんですよね。

例えば、真選組動乱篇における河上万斉が侍の国は既に崩壊し、銀時に守るべきものはもうなく、「貴様は何がために戦う!何がために命をかける!」と言い放ちます。

これに対する銀時の「俺ァ昔っから今も昔も俺の護るもんは何一つ変わっちゃいねェェ!!」というセリフ共に日常回の楽しげなシーンの回想が入り、護りたいものが仲間と示されるみたいなシーンが好きで好きで…。

では、断片的に感想を述べます。
2回観たしちゃんと覚えてるはずです。

ネタバレするので気をつけてください!!


最初はドラゴンボールのパロディでこれまでのあらすじが流れます。他作品のパロディを見ると銀魂を観に来たんだなと実感します。

右手にドラゴンボールを持って作画してるシーンは面白かったです。神楽がブルマ感強すぎる!

さて、本編は銀時、桂、高杉の松陽の3人の弟子がターミナルに乗り込むところから始まります。ターミナルは江戸の街に宇宙人である天人がやってきて、その天人が地球にふんぞりかえるようになった銀魂の世界観の象徴であり、最後の戦いの舞台としてふさわしいです。地球人はかつて天人に攘夷戦争で敗北し、幕府の中枢の実権を握られたり、侍が弱体化する原因になったりすることとなっていました。

今回の敵は天人の中でも天導衆という幕府を裏で牛耳っていた組織です。銀時の目的は師である松陽奪還ですが、作品を外から見た場合、今回の映画は地球人の敵を倒す構図になりました。

銀時らが突入後しばらくして、DOSEの道楽心情と一緒にこれまでの仲間たちが敵が大勢いるターミナルに突入してくるシーンはテンションが上がりました。あれで興奮しない人はいないよ…。神楽の衣装が際どすぎてなんか目のやり場に困りました。あれでよく戦闘できるな…。


その後なんやかんやで、2年ぶりに万事屋が会合します。ここまで銀さんは普段とは違う着物を着ていましたが、定春のお尻から出てきて衣装がお馴染みの一張羅になります。自分でも何言ってるか分かりませんが、衣装が変わります。お馴染みの衣装、万事屋のメンバーが揃い目の前の敵を倒します。

その男は、侍と呼ぶにはあまりにも荒々しく、 チンピラというにはあまりにまっすぐな目をした男だった。

一話の新八のセリフがここで来るの良すぎると思いません!?


それでなんかかんやで、銀時と高杉の中に入ったの戦いが始まります。銀さん連戦続きなのによく戦い続けられるな…。ダメージの蓄積凄そう…。

高杉の中に入ったことで不老不死であった虚は再生ができないため、倒すことが可能になりました。しかし、それは友である高杉の死を表します。

高杉や朧の人格が邪魔をし、銀時に攻撃ができなくなってしまった虚ですが、銀時はどうあがいても友を、再び師を斬ることになってしまいます。虚はその事実を突きつけ「護りたかったものも失う虚を生きる覚悟があるのか」と言いますが、「護りたかったものは魂(ここ)にある」と銀時は動じませんでした。

そして、この後の回想シーンがズルかった…。銀時が高杉に太刀を加える度に、今までの高杉との戦いの洛陽決戦篇や将軍暗殺篇、紅桜篇、松下村塾などのシーンが…。刀の音が劇場に鳴り響く度に場面が移り変わり、観ているときは言葉にできない感情でした。最後の一太刀を加えるときの銀さんの顔は寂しげな表情でした…。

そして、虚は消滅し、死期の近い高杉と銀時の会話も良かった。高杉が息絶えた後、銀さんの涙を堪える音がなんともいえませんでした。どうやってあんな声出すんだよ…。

そして、なんやかんやで松陽は新八、神楽によって助けられ、真選組やお妙の協力もあり、銀さんは松陽の元へ向かっていきます。

銀時が松陽のところにたどり着く前ぐらいから確かSPYAIRが流れていましたね。

松陽と新八、神楽はターミナルの暴走を止めるために制御室に。そこへ銀時がかけつけ…

「 あれから色々あったけどよォ、俺…こいつらと、 万事屋やってんだ」

ぼーくらーのわだちはー!


…ふぅ、最高すぎる…。感無量。
観てない人からしたらなんのこっちゃって感じでしょうが。観に来て良かったすごく良かった。

体内のアルタナを出し尽くした松陽は消滅してしまいましたが、最後に会えて良かったですね…。こうして最期の戦いは終わります。

この後は戦いの後の話で、ギャグが多めで楽しめました。散々おわる終わる詐欺をやってきた銀魂にとって、まとめに入ることほど難しいことはないですね…。

明るいバージョンのお馴染みのBGMが流れた時は「ああ、終わるんだな…」と思いました。すごく寂しい…。

敵は倒したけど、こち亀みたいにいくらでも話作れるだろう作ってくれよ!とも思いましたが、ここで終わっておかないといよいよ終えられなくなるので、それはそれで考えようです…。

最後のエンディングみなさん観ました?!
過去のエンディングのオマージュになってるじゃないですか!お前らこういう好きだろってバレててなんかムカつくんですよね、銀魂って!

感傷に浸ってたら、3年Z組もやってくれるしなんなんだお前らは!今までありがとうございました!円盤買います!

1話からまた見かえそう…。

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