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サラッと使えたらかっこいい語彙

不定期ですが私の思う「サラッと言えたらかっこいい語彙」を紹介していきます。

意味と日常での実用例を交え紹介していきます。あくまでも日常での実用例。ビジネスシーンだとか、お堅い文章でだとか、そんなところで使えるのは当たり前です。普段から使えない言葉は身につけたとは言えないでしょう。日常という場面にいかに落とし込めるか。そこで差がつくと思います。

語彙力の勉強としては、まず出会った時にメモするかすぐに調べる。放っておくと忘れてしまうので早めに処理。出会った時の文脈ごと覚えておくのがいい。「誰がどんな時に使ってた」みたいな。あとは意味を確認し次第、自分ならどんな場面で使うことが予測されるか想像し実際に自分が口にするイメージをしておく。そうしたら使える場面が訪れるかとかも考える。そして意識的に日常で使ってアウトプットしていく。意識的にアウトプットしていたものが自動化されて自然と出てくるようになって初めて自分の言葉となるのだ。

4月6日(月) 「綯い交ぜ(ないまぜ)」

意味:「ごちゃ混ぜにすること!

1 種々の色糸をより合わせて、紐(ひも)などをなうこと。
2 いろいろのものをまぜ合わせて一緒にすること。「虚実を綯い交ぜにして語る」
3 歌舞伎に用いる鉢巻きの一。丸ぐけの緒を縄のようになったもの。荒事(あらごと)の奮闘の場面などに用いる。
4 歌舞伎で、時代や人物などの異なった二つ以上の在来の筋を絡ませて1編の脚本に仕立てること。また、その脚本。
(デジタル大辞泉より)

実用例:
「君はもしかして愛情と性欲を綯い交ぜにして考えてんじゃない?」
「こないだは部外者もいたから虚実綯い交ぜにして話したんだ。」

その他:何か二つのものを並べて、「AとBが綯い交ぜになった」のようにして使うことが多い。


4月7日(火) 「幸先(さいさき)」

意味:「なんとなくの縁起」のこと。
幸先がいい→なんとなく縁起が良い!
幸先が悪い→なんとなく縁起が悪い!

《「さい」は、「さき」または「さち」の音変化》
1 よいことが起こる前兆。吉兆。
2 事を始めるときに当たって何かを感じさせる物事。前兆。縁起。「幸先がいい」「幸先がわるい」

実用例:
「朝から電車遅延なんて幸先が悪いなぁ」
「初対面でいきなりデートの約束するなんて幸先のいいスタートだな!」

その他:「幸先がある」などという誤用をする人がいるので注意


4月8日(水) 「宜なるかな(むべなるかな)」

意味:「その通り!」

もっともなことだなあ。いかにもそのとおりだなあ。むべなるかな。
「『一辺尼(ペンニー)(=銅銭ノ名)の心は、決して二辺尼の心に及ぶ能わず』と云えること―」〈中村訳・西国立志編〉

実用例:
「あの我慢強い彼が悲鳴をあげたのも、宜なるかなって感じだよね」
「実際に彼女とあったらあんだけモテるのも宜なるかなとなるよ。」


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