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行動したから分かったこと#53

大学を卒業して今の職場に来て10年が経とうとしています。この10年ほどは、なんとなく会社という組織の中で流れに身を任せて仕事をしていました。おそらく、組織内の風土にまみれて私自身の中の働き方のスタンダードが形成されていたと思います。“仕事”に対する姿勢のマインドセットを様々な学びから刺激を受けて変えていっている途中なのですが、自分の働く姿勢を変えたことで見えてきたことがあります。


〇仕事は量?質?の問題

私が受けてきた教育はあらかじめ用意された「正解」の見つけ方を教わる教育でした(仕組みとして)。みんなと同じ考え方が良いことという思考がベースにあって、いつも人と違う行動はしないように生きてきました。時代はゆとり教育が言われた頃。学校の土曜日登校はなくなり、一応個性を尊重するというものへと転換が図られたものの、現場の教員の姿勢が急に変わるはずはありません。自己主張が強い人は教員に叱られる対象になり、段々とヒートアップ。今思えば学校という特異的なコミュニティの中で、どのように馴染むか、目立たないようにするかが常に意識下にあったと思います。

それから、決められた正解を出すということは、ずっとずっと私の中から抜けませんでした。仕事を始めてからも、どのように言葉にすれば正しいかとか、どうすることが求められているのかということが常に頭にあり…私という個人としてどのようにしていきたいと思うかという点で考えることができずにいました。そんな感じでふわふわと漂うように過ごしてしまったことを今となっては後悔しています。今までは何の経験もないのに仕事の「質」を求めていたんですね。周りからは求められてすらいなかったと思いますが…

なので、独身だった当時はとにかく自分の時間を注ぎました。仕事も終わるまでやるみたいな感じで…生産性も低ければ効率も悪いだらだら仕事になっていました。そして、仕事の見直しでまず手を付けたのはこの部分です。仕事に自分の中で期限を付けて取り掛かるようにしました。クオリティよりもまずは期限重視で、一旦仕上げてレスポンスをもらい、微修正する。結果的に一つの仕事にかかっていた時間は短縮でき、タスクをこなすスピードも上がったように感じます。

〇自分だけが変わっても全体の速度は上がらない

自分の仕事の姿勢を見直したことで、こなせる業務量が変わりました。時間的な余裕も多少はできるようになり、私の中で時間を掛けたいことに時間を投下することも可能に。私が一人で仕上げられるものならいい感じに回るようになりました。
ただ、複数人でやる事業に関してはそうはいかないということも気づかされました。例えばメールの返信です。Voicyパーソナリティの木下斉さんのチャンネルでも話されていた「即レス」を私もするようにしています。とにかく後回しにしないことを徹底しています。でも、相手からのレスポンスはないのです。そこで自分の行動だけ変えても意味ないんじゃない?と気づくわけですが、相手からの返信がないから話が進みませんでしたでは仕事は通用しませんので、結局再度メールをしたり電話をしたりする必要が出てきます。相手からは「忙しくて…」や「見てませんでした」という反応で…

自分を変えたら、その次はチームのマインドセットを変えていく必要があるなと思います。もちろん、相手からの返信がないことで困るのが自分だけだったら、そこを相手に求めてしまうのは筋違いな気もします。それはただ自分のペースで仕事がしたいだけになるからです。返信が遅いことで起こる問題があるのであれば、それは改善が必要ですし相手に分かるように伝えないといけないですよね。今までの私は後回しにしてしまうタイプでした。あ、こういう風に見られていたのかもと、自分の行動を変えたことで今までの自分を客観的に見ることができたと思います。


学ぶことで知識は増えますが、その知識を使って行動することまでをセットで考えることがとても重要です。知識は使ってこそで、やはりアウトプットがあってのインプットなんだろうと感じます。こうした発信活動も走らせ続けていきたいと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた。ゆうちゃんでした。

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