旅ごはん【台湾編】
旅飯を写真で振り返る。今回は台湾旅行。イタリア編はこちら。
到着初日の夕食は台北101の地下にあるフードコートで少し早い時間に簡単に済ませた。右上のチキンは表面が薄い皮で覆われていてパリっと焼かれているが肉はとてもジューシーで肉汁が口の中に広がる。塩コショウのみのシンプルな味付け。下の写真は牛肉の出汁を使ったスープに餃子が入ったもの。安上がりの割に満足度の高い食事だった。
TWG Tea Salonで紅茶とマカロンを楽しむ。優雅なひと時である。
スーパーで買い物をしてホテルに戻る。初めて口にする台湾ビールはまあまあな味。正体不明の青りんごのような果物を買ってみたが、パサパサしていて薄味、果物ではなく野菜なのかと思った。パッケージに英語の記載も無かったので今でも名前すらわからない。
下の写真の蜂蜜味のビールはほんのり優しい甘さで美味しかった。
翌朝の朝食は、前日にスーパーでミニサイズの青りんごを購入していたのでホテルで食べた。シャクシャクした歯ごたえでふじりんごに近い味。タクシーツアーで台北市街へと向かう。
台湾旅行で一番楽しみにしていた食事である。野柳から十分へ移動する途中にある海龍珠というレストランで地元の人に愛されている名店。タクシーツアーのドライバーに尋ねると、人気店で混雑しているだろうからと代わりに予約をしてくれた。
メニューの日本語表記には「エビソング」と書かれたこの料理は、クレープの生地の様なものにレタスと具を乗せ包んで食べる。生地とレタスの食感が楽しく、胡椒の辛さが海老と玉ねぎの甘みをぐっと引き立てる。期待より何倍も美味しい食事だった。思い出すとよだれが出てきた。死ぬ前に食べたい料理を選べと言われたら確実にトップ5に入る料理だ。
九份の街が見下ろせるカフェのテラスでお茶をした。ジャスミンミルクティーとロイヤルミルクティー。何故かタピオカがカチカチで残念だった。
夕食はタクシードライバーに教えてもらったマーラータン(火鍋)の店へ。好きな具を陳列棚から選び鍋に入れる。蟹などを入れて暫くぐつぐつ煮ると出汁が出て旨みが更に増す。数種類のスパイスがきいているスープでひりひりした口の中を、食後ドラゴンフルーツでなだめる。
ビールが飲み放題だったが誰もビールを飲んでいる人がいなかった。ネットの情報だが現地の人は食事中にあまりお酒を飲まないらしい。
翌日の昼食は台北市内で。円卓で相席になったのは初めてなので少し戸惑った。豚肉の餃子と牛肉出汁の麺料理、海老と唐辛子の炒めものを食べた。湯のみだと思っていた器が実は取り皿として使う物だった。
近所のカフェに移動して水だしコーヒーを頼む。
夕食は士林夜市の屋台で色々食べる予定だったが土砂降りだったので急遽近くの麺料理屋に入った。注文したラーメンは韓国のコムタン(牛骨)スープの様な優しい味がした。右上の海藻の和え物はラーメンと対照的に少ししょっぱく、シャキシャキしていていいアクセントとなった。
雨の中かっぱを被り士林夜市を散策する。王子チーズポテトは夜市を代表する人気B級グルメの一つ。美味しいのか半信半疑で食べてみると意外とシチューのようなまろやかな味で驚いた。具が見えないくらいにたっぷりとかかったチーズソースもくどくなく、気が付いたら完食していた。
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