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ピンヒールより瓶ビールが似合う女

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ピンヒールより瓶ビールが似合う女

マガジン

  • だから何だ

    オチの無い話

最近の記事

日記190115

妊娠する前の私は「理想とする胎教」みたいなものがあった。 胎教とは、胎児によい影響を与えるように、妊婦が心や行いを正しくすること。 クラシックの流れる部屋で膨らんだお腹を撫で、落ち着いた声で赤ちゃんに話しかけるような美しい妊婦になりたい。 もともと音楽や映画鑑賞は趣味として好きだし、読書だってそれなりにしてきた。 胎教?仕事の時間を通常より短く設定し余裕を持って普段通りに生活することの何が難しいのだろう、と思っていた。 しかし現実は違った。 妊娠初期の大きな障害は悪

    • 夫婦間に生じるストレスについての思考

      以前、とても信頼している友人からストレスコーピングについて聞いた。 当時は「斬新な発想だな」と思ったくらいだったが、今日ふと思い出して見様見真似で実践してみることにした。 日記にも少しだけ書いたが、新婚生活や夫婦関係が思い描いたように進まず気が滅入る日々が続いている。かと言って別れるような大問題ではなく(恐らくそんなわかりやすい問題を抱えた夫婦のほうがずっと少ないが)、ワーワー言い争いをしているわけでもない。例えるならゆっくりと水分が蒸発してボソボソになっていく感じだ。

      • 日記180629

        二日前から夫と冷戦中である。 日記は日記に書けと言われたので売り言葉に買い言葉でブログを更新している。 夫婦となると、女友達と「昨日彼がさ~」と愚痴を言うにもいささか生々しく、具体的な内容を口に出すのにも抵抗があるので世の中の主婦はネットに文字として吐き出して負の感情を消化させるんだという新たな知見を得た。 最近はイライラすると美容に課金してしまうので、今日はあらかじめ予約した皮膚科へ行ってきた。来週の水曜に父と会う約束があるので、来週末辺りにフラクショナルレーザーでも

        • 賢い怠け者になる

          私の中で豊かであることは、自分の所有する時間の多さに比例する。前職に就いていた時は、みな平等にある一日24時間の中で、人(会社)に所有されている時間の方が圧倒的に多いと感じて辞めた。 前職が専門職だったので、周りの人たちは「今まで勉強してきたのにもったいない」だとか「辛くても好きだと思う仕事をやるべきだ」と口を揃えて言ったが、私は自分の「業種」が好きかどうかではなく、その仕事の中で自分がどんな役割を果たすか、どこにやりがいを見出すかに焦点を当てた。頑張り方を変えたのだ。

        日記190115

        マガジン

        • だから何だ
          5本

        記事

          日記170929

          新居の訪問。 家の選択は彼にまかせっきりにしていて、来年から自分が住む予定の家だというのに、写真も見ずに二つ返事で承諾した。昔から、彼の決断には絶大な信頼を寄せている。 彼と恋人と言う関係になってもう七年経つが、緊張の欠いた馴れ合いの関係ではなく年来、懇意の間柄を築けていると思う。 新居は新築のマンションで二人で住むのに丁度良い具合の広さだった。日当たりの良い10階の角部屋。白い床に光が反射してきらきらして見えた。インテリアが中途半端なので少し殺風景だ。リビングの、少し大き

          日記170929

          日記170922

          1. 時計の針が5時を指している。金曜日。またこうして今週が終わる。 「華金」という煌びやかな言葉のイメージとは反対に白々とした虚無感が漂うのは、土日出勤の予定があるからだ。 仕事でイベントに参加する際は不定期に週末出勤する事があるが、これといって忙しいという訳でも特別な役割がある訳でも無く、私の仕事は主に「そこにいること」。 イベントが開始したら、ステージ裏で貝の如くもの静かに待機するだけである。 今日帰宅したら、まずモバイルバッテリーを準備しよう。ど忘れ防止として「モバイ

          日記170922

          日記170920

          話を聞いている間、鼻の奥がつーんと痛み目の淵から涙が染み出てくるがそれが一滴でもこぼれてしまわないよう全力を注いだ。 呼吸が乱れ言葉も上手く紡げなくなっていたが、気丈な振る舞いをするよう最大限心掛けた。 会社をあとにするとほぼ同時に視界が歪んだ。 こんな事でいちいち動揺するなんて悔しい。情けない。惨めだという気持ちでいっぱいになった。 ハンカチを取り出して目元に当て、2、3回深呼吸をしたら少し落ち着いたのでこのまま電車に乗って帰れそうだと思ったが、少し経つと気持ちとは裏腹に堰

          日記170920

          旅ごはん【台湾編】

          旅飯を写真で振り返る。今回は台湾旅行。イタリア編はこちら。 到着初日の夕食は台北101の地下にあるフードコートで少し早い時間に簡単に済ませた。右上のチキンは表面が薄い皮で覆われていてパリっと焼かれているが肉はとてもジューシーで肉汁が口の中に広がる。塩コショウのみのシンプルな味付け。下の写真は牛肉の出汁を使ったスープに餃子が入ったもの。安上がりの割に満足度の高い食事だった。 TWG Tea Salonで紅茶とマカロンを楽しむ。優雅なひと時である。 スーパーで買い物をしてホ

          旅ごはん【台湾編】

          旅ごはん【イタリア編】

          前回(機内食の話)、機内食だけをまとめて記事にしてみたら面白かったので、今回は旅の食事をまとめて紹介しようと思う。 ミラノ到着初日は夕方着の便だったので友人宅の近くでそのまま夕食を。久しぶりに再会した友人と美味しいワインを飲みながら過ごした。ミラノのピザは日本人の口にはしょっぱいらしいので、友人が口に合う料理を出してくれるお店に連れてきてくれた。 翌日はガリバルディ駅近く10 Corso Comoのカフェで朝食をとった。焼きたてのクロワッサンとバター。エスプレッソがと

          旅ごはん【イタリア編】

          機内食の話

          2015.09 アリタリア航空 ミラノ行き 朝食 2015.09 アリタリア航空 ミラノ行き 軽食 2017.04 エアチャイナ ロサンゼルス行き 2017.04 エアチャイナ ロサンゼルス行き 朝食 2016.04 タイ航空 バンコク行き 2016.05 タイ航空 羽田行き 感覚的にはいつも機内食の写真を撮っていたような気がするのだが、実際に写真を見返してみたらあまり無かった。機内食だけを集めてみるのもまた楽しいので、ゆるりとシリーズ化していけたらいいなと思う。

          機内食の話

          習慣の話

          よく考えてみるとそうだった。 私の習慣の中には、時に「私だけのものではないもの」が混ざっている。 カバンやポーチの中身を整理していた時、化粧品の中に混じってほぼ使われていない新品の目薬を見つけた。ふと、なんで入れていたんだっけ?と記憶のルーツを辿ると、面白い事に気付いた。 学生時代、当時付き合っていた人がドライアイで、デートの時によく目薬をさしていた。そのくせすぐに目薬を紛失してしまうから、代わりに私が目薬を持ち歩くようにしていて、いつの間にかそれが私の習慣になっていたの

          習慣の話

          花を買った話

          自分のお金で自分に花を買ったのは初めてのことだった。それまで「花」は誰かに贈ったり、貰ったりするもの、という認識だった。 すっかり肌寒さを感じなくなった春の夜、自分で買ったものだけれど、花束を持って帰路に着くというのは心が躍った。 「自分のために花を買って帰る」ことは、なんの難しいことも無ければそこまでお金がかかるものでもないのに、なぜ今までしなかったのだろう? 誰かに贈ってもらう事ばかりを想像していつも帰り道にある花屋の花たちを通り過ぎざまに見ているだけだった。 数

          花を買った話

          本気で馬鹿やれ

          最近、映画プロデューサーの川村元気氏の本をよく読んでいる。 今読んでいる本は「超企画会議」というタイトルで、ハリウッドの巨匠と呼ばれる名監督たちに突然「自身の手がけた作品のハリウッド化」オファーが来て、企画会議をすることになったら?という彼の「妄想」が123ページに渡りものすごくゆるい語り口で綴られている。休日の昼下がり、ビール片手に物凄く適当に読める本だ(もちろんいい意味で)。 彼を知ったのは2016年の大ヒット映画「君の名は。」で本当に最近の話なのだが、著書を読んでみ

          本気で馬鹿やれ

          お酒が好きだという話

          誰しも、旅に出る時は目的、またそれに伴う動機が存在する。 例えばそれは歴史建造物だったり、食事だったり、スポーツだったり、一杯のコーヒーだったりする。 私の中にも数多くの目的と動機が存在するが、その中でも大きな割合を占めているのは何と言ってもその国のお酒を嗜むことだ。たくさん飲むのではなく、その国の料理と街の空気、周辺の音、人の流れなどを肴に楽しみつつ、揺らめく仄明かりの下でぼうっとほろ酔いになる瞬間、うっとりするほどの幸福感に全身が満たされる。 私はお酒そのものが好き

          お酒が好きだという話

          60円でシェアする幸せ

          今日はここ最近知ったアプリを紹介したいと思う。 シェア・ザ・ミール/Share The Mealといって、国連WFPで運営する60円で飢餓に苦しむ子供たちに食事を提供できるアプリだ。 ※国連WFP(国際連合世界食糧計画/United Nations World Food Programme)とは、飢餓の無い世界を目指して活動している世界最大の人道支援機関。 WFP日本事務所公式サイト http://ja.wfp.org 関連記事によると、世界のスマートフォンユーザーの

          60円でシェアする幸せ

          旅行が好きだという話

          好きなものの話でもしようと思う。 この間書いたnoteで少しだけ話が出たので、今回は旅行について。 私は旅行好きの両親のもとで育ったので、小さい頃から色んな場所へ連れて行かれた。 国内旅行へも海外旅行へも毎年行った。初めて飛行機に乗って海外へ出たのは記憶にもない赤ん坊の時だったし、小学校高学年になる頃にはもう一人で出入国手続きを終えて飛行機に乗れるくらいになっていた。 今は新しい年が明けると必ず連休チェックをするし、旅行を終え帰国するとすぐに次の旅行のために貯金を始める

          旅行が好きだという話