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その意地は、一体何のため?

とつぜんですが、どんなときでもうまくいってる人には、必ず柔軟さと素直さが兼ね備えられています。

それが仕事でも、趣味でも、遊びでもなんでも同じです。

うまくいく人は、逆らったりしていませんよね。

しかし、人に逆らおうとする人は絶対に自説を変えようとしない。

たとえば

こっちも引っ張り、相手も引っ張る、つまり綱引きみたいにどちらかが勝って、どちらかが負ける。ものごとを何でも勝ち負けで考えたがる人ほど、何かに逆らおうとしています。

そして、つまらないことでも相手に勝とうとする、そんな頑固さをも持っています。脳みそがカチコチなので意地っ張りで心が常にピンと張っていないと不安になります。

こんな意地っ張りの人は、綱が緩んだり、切られたりしたら速攻で機嫌が悪くなり、人のせいにします。

あなたの周りにも、意地っ張りな人はいませんか?

今回は意地っ張りな人の特徴について紹介します。

逆らうのが目的で逆らう人たち

いちばん多いのは人の意見に逆らう場合です。

逆らう人はたいていそうなんですが、「逆らっているのではない。もともと意見が違うだけ」と言います。

なぜなら、違うという意味を履き違いをしているのです。違うだけなのに、同じではないことを「間違い」だと思っているからです。

もともと意見が違うのではなく相手が白と言ったから、自分は黒を言っておこうという感じなのです。私は反対意見を言うために生きてきた感を出します。相手と同じ意見では負けたような気がしてならないからです。

ひねくれた人のように思えますが、実際にはそういう人がかなりいます。

皆と同じ意見では嫌で逆らう人はそんなふうにも考えています。

決めつけ ⇒ こだわり ⇒ 意地

意地はこだわりと近い関係にあります。

たとえば、恋愛で絶対年上の男性がいいなどと言う女性がいますが、年上だろうと年下だろうとスキになったらどっちでも同じじゃないかと思います。

相手の年齢にこだわる気持ちも分かりますが...

こだわりとは、要するに決めつけのこと。

決めつけていると後に選択肢が増えません。

なぜなら、そうすればそうするほどその人の世界が狭くなるからです。

視野が狭くなるなどと言いますが、まさにあれです。それでなくても、ひとりの人が経験できることは限られているし、行動範囲だって決して広くありません。

決めつけ⇒こだわり⇒意地。この矢印の関係はとても悪い循環です。

こだわりをいいことのように言う人がいますが、かなり無責任でもあります。特に経験があまりない若者にそう教えるのはよくありません。なぜなら、マニュアル化してしまうからです。

マニュアル化されているから、人に勝とうばかリ思ってしまうので意地を張ります。

最初に綱引きの例を出しました。

綱引きイコール意地っ張り。じゃあ意地を張らないとはどういうことでしょうか?

答えは簡単です。綱引きをしないです。

具体的に言うと、引いてる綱を話すことです。綱の中心は確かに相手方の陣地に入るかもしれないけれど、だからといって綱を離した方が負けたとは言えません。ここでは、綱を離すとは勝ち負けから降りるということです。

何を基準にして勝った負けたというのでしょうか?

収入が多い方が勝ちなのでしょうか。職業によってそれぞれ報酬が違うのだから、多い方が勝ちだと単純には言えません。

人生にとって大切なのは、勝ち負けではありません。じゃあ何なのか?

それは自分がいい気持ちでいられることです。

意地を張ることは無理をすることで、自分らしくやれれば、それでいい気持ちになれます。

余計な欲を持っていませんか?

無理をする気持ちの基になっているのは、やっぱり欲ではないでしょうか。欲張りな人ほど意地を張る。

欲とは能力レベルを高めた結果、得られる利益がどのくらいかを計算することだと思います。それは結果としてついてきて、最初から計算するものではありません。でも、欲張りな人はそれを計算します。

そして、自分の能力を上げようとします。利益を先に計算するのは、順序が逆です。さらに利益を優先する人は無理をします。その結果意地を張ります。

従って柔軟さも素直さもなくなってしまうのです。

おわりに

今の日本は、スピード優先で時間をかけるのが苦手でもあり弱点なのかもしれません。

こんな時代だからこそ、逆に意地を張らずにもっとのんびり過ごすことの大切さを忘れられているのかもしれません。

できれば、じっくり時間をかけてものを考える習慣を身につけることが重要です。そうすれば人と競うとする気持ちは消えてなくなります。

大切なのは、自分が気持ちいいことだと気づけます。時間をかけることで柔軟にも素直にもなれます。

それでは、また。

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