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新規事業がうまくいかない理由~商品をリリースする前に社内の議論を重ねてしまう~

今日は、『新規事業を成功させるPMFの教科書』の「新規事業がうまくいかない理由」を読みました。

 ●学んだこと

新規事業がうまくいかない理由③:
商品をリリースする前に社内の議論を重ねてしまう

新規事業では顧客や市場についてわからないことが多く、情報探索が必要となることが往々にしてあるそうです。

しかし、ここで社内メンバーでの議論に多くの時間を使うべきではなく、寺山修司の「書を捨てよ、町へ出よう」のように、外に出て市場や顧客に触れることが必要だといいます。

例えば、世界有数のイノベーティブ企業である3Mでは、従来まで商品開発担当チームが社内でブレストを繰り返し、完成品を仕上げてから顧客へ販売していたそうです。

しかし、1990年代中盤以降は、商品開発のプロセスにユーザーを招き入れ、早い段階で試作品を試してもらい、それを観察して商品を完成させていく方針に変えたといいます。

結果として、2002年に発表された報告では、ユーザー参加型開発は5年後に平均1億4600万ドルの利益を生み出し、従来の社内ブレスト型開発の平均利益の8倍に匹敵するそうです。

●考えたこと

3Mの例を見て、8倍の成長をしたことには驚きましたが、それぐらい社内で凝り固まった話し合いを重ねても意味が薄いのだなと実感できました。

今現在の自社サービスの改善においても、ユーザー参加型に変わりつつあることで、ユーザーの満足度や売上に好影響が出始めている気がしています。

今後も、内部の考え・仮説に固執せず、困ったら生の声を聞いてみよう精神で、より大きな成長を目指していきたいと思います。

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