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お金のロードマップ93話 ユダヤの商法vol.12 世界を見渡す

前回のまとめですが、
①人は誰でも間違えを犯すことはあることから60点が合格点
②『時間がない』『ヒマがない』という人はお金の奴隷になる
③お金儲けをするにはまずはヒマをつくることが大切
でしたね。

ユダヤ人は日本人とは違う基準がありますが、成功している以上はそこに本質がありますね。
極端に思えるような考え方でもそれは日本人が元来植え付けられてきた考え方であり、教育がもたらした悪き風習です。
自分の価値観は本当に自分のものなのか見直す必要があるかもしれませんね。


AIアート検索ワード:日本だけではなく、世界を見渡す

世界を見回す

みなさんは日本の所得税が世界と比べてどこに位置しているか知っていますか?
あくまで最高税率の話ですが、世界でなんと2番目なのです。
ドイツの調査会社Statista(スタティスタ)のリサーチャー・Brigitte Van de Pas氏が2019年に国際的な非営利財団「世界経済フォーラム(The World Economic Forum)」のウェブサイトに寄稿した記事に掲載されたデータになります。
1位がスウェーデンで57.19%、2位が日本で55.95%、3位がオーストリアの55.00%で、その後もオランダ、ベルギー、アイルランド、オーストラリアと並びます。
シンガポールに移住する有名人が多いのは聞いたことがあると思いますが、税率においても最高税率が22%とかなり低いのも理由です。

では、消費税はどうでしょうか?

出典:財務省 付加価値税率(標準税率及び食料品に対する適用税率)の国際比較

消費税自体は世界レベルで見ても高くはありませんが、日本では1989年から消費税が導入され、それ以前は0%という驚きの時代がありました。
上の表を見て何か気づきませんか?
そうですね。アメリカがいません。
アメリカの消費税はなんと0%なのです。

みなさんはタックスヘイブンという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
税金が免除される、もしくは著しく軽減される国や地域のことを言います。有名なのは、バミューダ諸島や香港、シンガポール、台湾などでしょうか。

ユダヤ人にはリヒテンシュタインという国が人気のようです。リヒテンシュタインの主要産業は、観光、医療、国際金融などですが、タックスヘイブンとして有名です。法人税は12.5%、国家の収益の40%が徴収した法人税で、所得税、相続税、贈与税はないのです。
そのためリヒテンシュタインの国籍はユダヤ人にとってとても魅力的なのです。

AIアート検索ワード:沈黙は金なり、雄弁は銀なり

沈黙は金

ユダヤ人は『沈黙は金』であること、黙っているとこは時に金ほどの価値があることを知っています。
日本人はとかく口を出しだがります。自分の話をするのが大好きなのです。
日本は契約を結んだあとでもとやかく口を出しますが、ユダヤ人は契約した相手をとことん信じます。信じたからには契約を破られた際は徹底的に違約金を巻き上げます。

この格言は聖書では『ダビデの沈黙』として知られています。
語ることに優れたダビデであっても、神を前にすると必ず沈黙しました。
われわれにも同じような場面があると考えられます。神社にお参るする際に、手を合わせて沈黙します。外国人が教会で祈りを捧げる時も沈黙します。
日本のことわざにも似たような言葉がありますね。
『言わぬは言うに勝る』です。
口に出してはっきり言うよりも、黙っている方が思いを伝えられるという意味があります。

『沈黙は金なり、雄弁は銀なり』という格言のは

Silence is gold,speech is silver.

と書きます。

また

Who knows most,speaks least.

『最も知る者が最も語らない』

という格言もあります。

耳が二つあり、口が一つしかないことがまさにそれを物語っていると思います。
印象としても多くを語るよりもあまり話さないほうが余裕があるように見えます。場をコントロールしようとするのはいつも声を張り上げている人ですね。

沈黙をうまく使っていくことが大切なのがわかりますね。

まとめ

①日本に住んでいとうとも世界のことを把握する必要がある
②耳が二つ、口が一つあるのは聞くことを大切にするためである
③沈黙は金であること理解しよう

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