前回のまとめですが、
①強い信念を持とう
②潜在意識に刷り込まれたメンタルブロックは何かを自覚しよう
③ブレーキではなく、アクセルを踏み込み行動していこう
です。
お金それ自体は人生を豊かにする手段であり、目的ではありません。しかし、お金なくして豊かな人生は送れません。上がらない賃金、物価高、電気代の値上がりなどわれわれを取り巻く状況は不利な方向にばかりむかっているような気がします。
将来自分の子どもたちに資産を残すとともに親であるわれわれがお金について子どもたちに教えていかなければなりません。
お金持ちになりたいのに目指すべきお金持ちのイメージに対して良くないイメージを持つ方がとても多いと思います。会ったことも話をしたこともなければ自分のイメージの中で悪い方向にイメージを膨らませています。そのようなメンタリティでは目標にいつまで経ってもリーチすることは不可能です。
お金とは何か、お金でいったい何ができるのか、お金にどうすれば好かれるのか、あなたが思っているよりずっとお金について学ぶべきことがたくさんあります。
一歩一歩将来のために今からできること、見直すべきことから目を背けずコツコツ頑張りましょう。

お金に対するメンタルブロックの原因

メンタルブロックとはあなたが今まで誰かと話した経験や生活する中で刷り込まれた先入観です。それはあなたの潜在意識に深く根付いているものでその存在を認識することから始めなければなりません。
本書ではお金に対するメンタルブロックの原因は大きく２つあると述べています。
①過去の経験
②親との関係
これまで積み上げてきたものを認識し、自分のメンタルからのその負の感情を排除しましょう。
特に②親との関係は根強いでしょう。子どものころは何を買うにも親にお願いしたり、お小遣いがほしいときは頼んだりと、自分でお金を稼がない子どものうちはほとんど親とお金がセットです。そのような中で「うちにそんなお金はない」「そんなにお金を使うことは悪いことだ」などと否定的な言葉がお金の周りをうようよしていては悪いイメージが付くのは当たり前のことです。また、「お金はない」などと言われては子どもの思考はそこで停止してしまいます。考えることを止めた頭は学校教育を受けるうちにお金のために働くということが正解だと覚えさせられます。疑うこともなく、大学に行き、就職をし、定年まで働く。その道が最も楽で思考せずにすむからです。
社会のシステムに組み込まれ、労働力の一部として良いように使われていくのです。
あなたのお金に対するメンタルブロックは外れることなく、人生に挑戦することなく、一生を終えていくことになりかねません。

どんな生活がしたいのか

あなたは自分の生活についてイメージしたことがあるでしょうか。
現在の生活が当たり前だと思って過ごしていませんか。
当たり前のレベル、イメージのレベルを上げることが大切です。
RPGゲームをイメージするとわかりやすいと思いますが、次のステージに行き、ボスを倒して先に進むためにはボスを倒せるようになるまでレベル上げをする必要があります。
社会人になってあなたは自分のレベル上げをしましたか。
大学に合格するために、就職するためにあなたは自分のレベル上げをしたはずです。しかし社会人になってからはどうでしょう。
日々の仕事が忙しいから、家事が忙しいからと理由をつけては時間を無駄に使っていませんか。
毎日家に帰ってお酒を飲みながらテレビを見て、一日を終える。そんな毎日が大好きならば何も言いませんが、週末もっと出かけたい、家族と旅行に行きたい、もっと快適な家に住みたいという願望があるのであれば心の底から願いましょう。
その願う力が感情を動かし、未来に向かって現実にするべく具体的な行動をしようとします。
旅行に行く、美味しい料理を食べに行く、趣味に没頭する、別荘を持つ、などお金があったらこうありたいと強くイメージしましょう。
何度も言いますが、自分を変える力は自分の中からしか湧いてはきません。
蛇口をひねらなければ水は出ないように、前に進むためには足を前に一歩踏み出さなければいけないのと同じようにやるかやらないかはあなた次第です。
言い訳する前に行動しませんか。言い訳をしても結果は絶対に変わりません。
人生は時間をどう使ってきたかの結果でしかありません。あなたなら絶対に変われると信じています。
 
次回はどのようなイメージをしていくと良いのかということについて勉強していきましょう。
 

まとめ

①自分がお金に対して積み上げてきた経験・感情を認識しよう
②自分がどうありたいか強くイメージしよう
③人生はレベル上げの連続の先に豊かさがある