民主主義:排除は毒、話し合いは薬
民主主義を標榜する国が選挙のために「排除」を振りかざすのは間違いで毒にしかなりません。正攻法である「話し合い」で互いに主張しあいその主張の相違が何かを世界に知らしめるべき、それがG20であるべき。
世界は互いの主張に耳を傾け、どこに相違があり解決策の要点はなにか、大勢で議論し次のステップに進める項目や手順を導き出すのです。
今回のG20は、メディアの役割が非常に大きい。どう伝えるか、話し合いに出てくる一つ一つの単語や連語や熟語や例え話や文脈や主張している背景を丹念に説明する責任があります。それを高速に世界へ配信する責任があります。
G20を視聴している世界の市民は、各社メディアが配信している情報を読み聞き比べ、解説が一致している点と見解が違っているところを自身で解明していくことが大切です。
そして議長国であるインドネシア代表には、話し合いが感情的となり一方的な同意を議場で求める流れができたのなら、冷静に押し戻す力量が問われます。常に議場が冷静であるように努力しなければなりません。
会議に参加する代表は、「G20退席は負け」と心得てください。また、同意を求めることに即座に反応すれば馬と鹿の見極めをしないで追従しているように見られます。賛同するのであれば理由を表明することが前提となります。
ロビー活動をおこなう各種団体も、淡々と訴えを伝えるように活動してください。いつもよりあっさりと行動するようにしてください。
各国は各々の「正しい」をきちんと表明して、その違いを世界の市民が解釈できることが、今回のG20の最大の目的です。そのために、各方面は努力を重ねてください。
話し合いで、病んだ世界を治療する処方が見つかるかもしれません。その処方に適した "薬を市民が開発" できる。
そんな妄想でしかないことを、朝から、延々と考えて書き起こした次第。
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