破綻企業の人間情報はどこへいく

顧客情報や従業員の情報など、破綻企業が所有・管理している人間に関わる情報は、債権側へどの様にに移っていくのでしょうか。

人間情報の現金化。これが一番手っ取り早い債務返済になるのかもしれません。そこにルールがあるわけでもなさそうです。だとすれば、人間に関わる情報は ”守る” という義務から外れてしまうのではないでしょうか。

そこから、転売に次ぐ転売がはじまりそうです。本人に関わりなく破綻企業の人間情報が売買され、本人には何の益も残さない。且つ、悪意のある利用をされ犯罪被害者になっていく・・・。

人間情報は、一旦、中央情報銀行の様な所へ ”戻す” ような仕組みと仕掛けがないと、無法状態となりそうです。戻された情報は、本人の了承を得たうえで市場で活用されるようにするのです。紙幣の番号付けと似たような仕組みです。「企業の所有・管理する人間情報には、人間情報市場を監視・監督する中央情報銀行の ”札付け” が義務付けられ、札のない人間情報のやりとりは違法とする」、仮称:情報銀行法の成立ですね。

こうすれば、札付けされた情報は、常に照合される運命となり、照合ができない情報は価値が無くなります(暗黒街御用達の情報となるのかも・・・)。人間情報ロンダリングも規制の対象となるでしょう。

これからは、人間情報が富を生む世界となります。だとすれば、こんな ”情報銀行 中央管理論” があってもよさそうですけれど・・・。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?