まっとうな論理を覆すアンバランスかな

おそらく、2022年までのまっとうな論理が通用しない "アンバランスな世界" がやってくるのではと思っています。以降、妄想。

*****

基軸通貨になれない "元"。これが、まっとうな論理。

ですが、これが "デジタル元" で、決済通貨として認知されるようになると、今までの "まっとうな" 論理は覆るのだろうと思うのです。

SWIFT(全国銀行協会 参照):銀行間の国際金融取引に係る事務処理の機械化、合理化および自動処理化を推進するため、参加銀行間の国際金融取引に関するメッセージをコンピュータと通信回線を利用して伝送するネットワークシステム

ロシアの侵攻にたいして、経済制裁として SWIFT を活用しその威力を見せつけました。これに匹敵する決済システムを "デジタル元" が構築するということ。

米国を中心とする富裕層の多い西側。大量生産・大量消費の市場であって、資源や消費人口のある経済困難発展途上国にたいして、自国が有利な "立場(基軸通貨:ドル)" で、利益を追う。

その経済困難発展途上国に、「リープフロッグ型発展」を仕掛け、”デジタル元" が流通しやすくする。できるだけ、消費しやすくなるようなシステム構築で支援を送る中国。そして、その国の資源を中国に集める仕組みを構築する。

西側は "デジタルドル" が進まない。SWIFT などのレガシィシステムが進歩を阻害する要因となります。

それをしり目に「リープフロッグ」で飛び跳ねる発展途上国と中国。"アンチ西側" として、大きく世界の情勢を変えていきます。ここに "アンバランス" が発生するのです。

富の象徴 "ドル"。

それに対抗するだけの力を付けた新興勢力。威勢がいい のは追い上げるほう。「勝ち馬に乗れ」現象で、"デジタル元" が跳ね上がります。

世界に "飴玉" を配る西側諸国。ですが、"古臭い甘さ" に納得しない世界。飴玉は発酵して "強烈な酸味" を帯びて、触れば錆びてしまうという 風評 を生みます。だれも手にしなくなる。

ここで、"まっとうな論理" は壊滅するのです。

*****

経済困難発展途上諸国を "まっとうな論理" で元気にできるか。西側に集まる富の 再分配 が "まっとうな論理" として機能するか。そこが、2023年に問われているのだろうと、妄想した次第。

富の集中、100年前の恐怖 他者への信頼が世界の礎(日経新聞)

#日経COMEMO #NIKKEI

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?